iPadは値段が高いため、中古品に興味がある人も多いでしょう。中古品ならいくらで買えるでしょうか。まずは中古市場の相場を調べる必要がありますが、価格はスペックに対応しています。つまり、ハイスペックなら高く、ロースペックなら安くなるのが一般的です。この記事では中古iPadを3つのスペックに分類し、それぞれの相場について説明します。また、中古iPadはさまざまなルートで入手できますが、どこで買えばよいかも解説します。
中古iPadの値段相場
中古iPadは安いものなら2万円台で手に入れることができますが、比較的新しいハイスペックモデルなら、その10倍の20万円前後になることもあります。このように中古iPadの価格は大きく異なっていますが、スペックで分類すると把握しやすくなります。ここでは中古iPadを、ハイスペックモデル、ミドルスペックモデル、ロースペックモデルの3つに分類し、それぞれの相場について説明します。
中古iPadの3つの分類 | 中古相場のおおよその目安 |
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ハイスペックモデルの相場 | 120,000〜130,000円 |
ミドルスペックモデルの相場 | 50,000〜100,000円 |
ロースペックモデルの相場 | 20,000〜50,000円 |
ハイスペックモデルの相場
iPadの中古市場でハイスペックモデルとされているのは、iPad Pro12.9インチ第4~5世代、同11インチ第2~3世代、iPad Air第4~5世代です。相場は12~13万円ですが、同じモデルでも内部ストレージの容量や端末の状態によって価格は変わります。ハイスペックなだけに値段は高くなりますが、10万円を切る掘り出し物もあります。ハイスペック志向の人は中古パソコンショップや中古ネットショップを定期的にチェックするとよいでしょう。
ミドルスペックモデルの相場
iPad中古市場でミドルスペックモデルと呼ばれているのは、iPad Pro12.9インチ第2~3世代、同11インチ第1世代、iPad Air第2~3世代、iPad mini第5~6世代、iPad第9世代です。このようにひと口にミドルスペックモデルといっても幅は広く、多くのモデルが該当します。また、相場も5万円から10万円と大きく異なっていますが、価格に影響を与えているのは画面(ディスプレイ)のサイズやストレージの容量です。つまり、画面が大きく、ストレージ容量の大きいモデルは高くなります。他方、機能面ではどのモデルも日常的に使用する上で問題ありません。中古市場ではさまざまなミドルスペックモデルが販売されていますが、予算に合わせ最適の製品を選ぶとよいでしょう。
ロースペックモデルの相場
ロースペックモデルとは主にiPad miniの第4世代以前やiPadの第8世代以前のモデルです。相場は2~5万円と安くなっていますが、内部ストレージ容量は16GBや32GBと少ないのが欠点です。そのため、多くのアプリをインストールして使う人や動画を多く撮る人には向いてないといえるでしょう。また、ロースペックなだけに機能性は劣ります。しかし、用途を限定すれば問題なく使えます。iPadは第6世代以降ならApple Pencil(第1世代)に対応しているため、ノート代わりに使用したり、お絵描きタブレットとして使用したりすることも可能です。
中古iPadはどこで買うのがいい?
前段落では中古iPadの相場について説明しましたが、場所によってはその相場で買えないことがあります。つまり、中古iPadの価格はどこで買うかによって変わってきますが、そもそも相場が存在しない場合もあります。以下では中古iPadはどこで買うのがよいか説明します。
フリマサイトやオークション
中古のiPadはフリーマーケットやオークションでも手に入れることができますが、それらは個人間の売買であるため、相場はあってないようなものです。例えば、買う人や入札する人が少なければ、相場より安く買うことができますが、逆に高くなる場合もあります。なお、フリーマーケットやオークションでは欠陥品が出品されたり、詐欺にあったりする場合があるため、注意が必要です。初心者がフリーマーケットやオークションで状態の良い中古iPadを手に入れるのは簡単ではないといえるでしょう。
実店舗の中古ショップ
中古パソコンショップやリサイクルショップであれば、実物を見てから買うことができます。また、iPadの状態を店員に質問し、正常に機能することを確かめてから購入することができます。iPadの使い方に詳しくない人は店員に教えてもらえるのも実店舗のよいところです。ただし、実店舗は取り扱っているモデルや在庫が少ないため、探していたモデルが手に入るとは限りません。また、実店舗が近くにない人には不便です。
ネットの中古ショップ
実店舗で買えない場合はネットショップを使うとよいでしょう。ネットショップなら実店舗よりも多くのモデルを扱っているだけではなく、在庫も豊富です。また、ネットショップなら24時間・365日、注文することができ便利です。複数のネットショップを比較すれば、より安く中古iPadを購入することができるでしょう。ネットショップ間の競争は激しいため、同じモデルでもショップ間で値段が大きく異なることがあります。ただし、ネットショップでは実物を見てキズや汚れの有無を確かめてから買うことはできません。また、返品には手間がかかるといったデメリットがあります。
中古iPadのおすすめモデル5選
中古市場でのiPad購入は、新品に比べてコストパフォーマンスが高いとされています。しかし、どのモデルを選ぶかが重要です。今回は、中古iPadの中でも特におすすめのモデルを5つピックアップしました。
各モデルの発売日や特徴について詳しく解説します。
中古iPadの おすすめモデル5選 |
主な特徴 |
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iPad(第7世代) | 10.2インチのRetinaディスプレイを搭載し、Apple PencilとSmart Keyboardにも対応 |
iPad(第6世代) | 2018年のモデルで、9.7インチのRetinaディスプレイとApple Pencilのサポートが特徴 |
iPad Air 5 | A15 Bionicチップを搭載しているため高速な処理能力を持ち、複数のアプリを同時にスムーズに動作可能 |
iPad Air 4 | 10.9インチのLiquid RetinaディスプレイとA14 Bionicチップを搭載 |
iPad mini 4 | 7.9インチのRetinaディスプレイを搭載。コンパクトなサイズで持ち運びやすく、日常のサブマシンとしても利用しやすい |
iPad(第7世代)
発売日 | 2019年9月30日 | ディスプレイ | 10.2インチ Retinaディスプレイ |
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画面解像度 | 2160 x 1620 ピクセル | 高さ 幅 厚み |
250.6mm 174.1mm 7.5mm |
重量 | 483g | プロセッサ | A10 Fusion |
ストレージ容量 | 32GB 128GB |
SIMカード | 一部のモデルでNano-SIM(Apple SIMに対応)及びeSIM |
コネクタ | Lightning | タッチ操作 | Multi-Touch |
Touch ID(指紋認証) | ◯ | Apple Pencil | 〇 Apple Pencil(第一世代) |
高速充電 | × | メインカメラ | 8MPカメラ |
2019年に発売されたiPad(第7世代)は、10.2インチのRetinaディスプレイを搭載しています。Apple PencilとSmart Keyboardにも対応しており、クリエイティブな作業も快適に行えます。
中古相場はストレージや状態、色により異なりますが25,000〜50,000円程度で、新しいモデルに比べて価格が手頃なので初めてのiPadとしてもおすすめです。
iPad(第6世代)
発売日 | 2018年3月28日 | ディスプレイ | 9.7インチ Retinaディスプレイ |
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画面解像度 | 2048 x 1536 ピクセル | 高さ 幅 厚み |
240mm 169.5mm 7.5mm |
重量 | 469g | プロセッサ | A10 Fusion |
ストレージ容量 | 32GB 128GB |
SIMカード | 一部のモデルでNano-SIM(Apple SIMに対応) |
コネクタ | Lightning | タッチ操作 | Multi-Touch |
Touch ID(指紋認証) | ◯ | Apple Pencil | 〇 Apple Pencil(第一世代) |
高速充電 | × | メインカメラ | 8MPカメラ |
2018年のモデルで、9.7インチのRetinaディスプレイとApple Pencilのサポートが特徴です。教育現場でも多く採用されており、堅牢性にも優れています。また、A10 Fusionチップを搭載しており、アプリの操作やゲームのプレイをスムーズに行うことができます。
中古相場はストレージや状態、色などにより異なりますが、20,000〜40,000円程度で、第7世代と比べてさらにリーズナブルな価格でコスパを重視する方には最適です。
iPad Air 5
発売日 | 2022年3月18日 | ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
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画面解像度 | 2360 x 1640 ピクセル | 高さ 幅 厚み |
247.6mm 178.5mm 6.1mm |
重量 | 461g | プロセッサ | Apple M1チップ |
ストレージ容量 | 64GB 256GB |
SIMカード | 一部のモデルでNano-SIM(Apple SIMに対応) |
コネクタ | USB-C | タッチ操作 | Multi-Touch |
Touch ID(指紋認証) | ◯ | Apple Pencil | 〇 Apple Pencil(第二世代) |
高速充電 | × | メインカメラ | 12MPカメラ |
iPad Air 5は2022年に発売され、10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを採用しています。このディスプレイは鮮明な色彩と高解像度を誇り、動画視聴やゲーム、デザイン作業など様々なシーンでの利用に最適です。
また、Apple M1チップを搭載しているため高速な処理能力を持ち、複数のアプリを同時にスムーズに動作させることができます。中古相場はストレージや状態により異なりますが、65,000〜120,000円となっていますが、その性能を考慮すると非常にコスパが高いといえるでしょう。
iPad Air 4
発売日 | 2020年10月23日 | ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retinaディスプレイ |
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画面解像度 | 2360 x 1640 ピクセル | 高さ 幅 厚み |
247.6mm 178.5mm 6.1mm |
重量 | 458g | プロセッサ | A14 Bionic |
ストレージ容量 | 64GB 256GB |
SIMカード | nano-SIM (Apple SIMをサポート)、eSIM |
コネクタ | USB-C | タッチ操作 | Multi-Touch |
Touch ID(指紋認証) | ◯ | Apple Pencil | 〇 Apple Pencil(第二世代) |
高速充電 | USB-Cを使用しての高速充電をサポート | メインカメラ | 12MP、f/1.8、Smart HDR 3、4Kビデオ録画 |
iPad Air 4は2020年モデルで、10.9インチのLiquid RetinaディスプレイとA14 Bionicチップを搭載しています。A14 Bionicチップは高い処理能力と省電力を実現。USB-Cポートの採用やFace IDのサポートも特徴的です。
中古相場はストレージや状態により異なりますが、60,000〜90,000円で、iPad Air 5と比較しても遜色のない性能を持ちつつ価格が手頃なので、コストパフォーマンスを重視する方には最適です。
iPad mini 4
発売日 | 2015年9月10日 | ディスプレイ | 7.9インチ Retinaディスプレイ |
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画面解像度 | 2048 x 1536 ピクセル | 高さ 幅 厚み |
203.2mm 134.8mm 6.1mm |
重量 | 298.8g | プロセッサ | A8 |
ストレージ容量 | 16GB 32GB 64GB 128GB |
SIMカード | nano-SIM (Apple SIMをサポート) (Wi-Fi + Cellularモデルのみ) |
コネクタ | Lightning | タッチ操作 | Multi-Touch |
Touch ID(指紋認証) | ◯ | Apple Pencil | × |
高速充電 | × | メインカメラ | 8MP、f/2.4、1080pビデオ録画 |
iPad mini 4は2015年のモデルで、7.9インチのRetinaディスプレイを搭載しています。コンパクトなサイズで持ち運びやすく、日常のサブマシンとしても利用しやすいです。
中古相場はストレージや状態により異なりますが、15,000〜35,000円と低価格でありながら十分な性能を持つため、初めてのiPadや子供用としてもおすすめです。
中古iPadを買う際の注意点
中古のiPadを購入することで、予算を抑えつつ高性能なタブレットを手に入れることができます。しかし、新品とは違い、中古品にはそれなりのリスクが伴います。中古iPadを買う際の注意点について、ここから解説していきます。
中古iPadを買う際の注意点
下記の記事では中古iPadを購入するときの注意点を詳しく解説しています。合わせてご一読ください。
「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi + Cellularモデル」の違いを知る
iPadには大きく分けて「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi + Cellularモデル」の2つのモデルが存在します。Wi-Fiモデルは、インターネット接続がWi-Fiのみに対応しています。一方でWi-Fi + CellularモデルはSIMカードを挿入することで、Wi-Fi接続ができない移動中でもデータ通信が可能です。
外出先での利用を考える場合や、常にネットに繋がっていたい方はCellularモデルを選択すると良いでしょう。
「赤ロム」と「白ロム」を把握しておく
中古のiPadを購入する際には、赤ロムと白ロムという言葉を知っておくことが大切です。赤ロムは、未払い料金が残っているなどの理由で通信ができない状態のことを指します。白ロムは、正常に通信ができる状態のことを示しています。
購入の際は、確実に白ロムであることを確認しましょう。購入前にIMEI番号をチェックし、キャリアの公式サイトなどで赤ロム確認を行うことが重要です。
キャリア | 赤ロムかどうか確認できるページのURL |
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docomo | http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php |
au | https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc |
SoftBank | https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icv |
楽天モバイル | https://network.mobile.rakuten.co.jp/restriction/ |
バッテリーの劣化を考慮する
iPadのバッテリーは、長期間の使用や充電状態によって劣化していきます。中古のiPadを購入する際、新品のようなバッテリーの持ちを期待するのは難しいです。特に購入する中古iPadが古いモデルの場合、バッテリーの劣化が進んでいる可能性が高まります。
購入前にはバッテリーの健康状態や最後のフル充電時の容量をチェックし、交換が必要かどうかの判断材料にしてください。もし大きな劣化が見られる場合、バッテリー交換の費用も合わせて予算計画を立てることが必要です。
保証付きの購入先を探す
中古品とはいえ、iPadは高価な電子機器です。購入後に何らかのトラブルや故障が発生した場合、修理や交換が必要となることも考えられます。そのため中古品を購入する際は、できるだけ保証期間が付いている店舗やサイトを選ぶことを推奨します。
保証が付いていると、万が一の際にも無料で修理や交換が受けられる場合が多いです。購入前に保証内容や期間、保証対象外の項目などをしっかりと確認し、安心して購入を進めてください。
相場よりも値段が安い中古iPadには要注意
中古市場には、様々な価格帯のiPadが出回っています。その中で、相場よりも大幅に安い価格で出品されているものを見つけた場合、その理由をしっかりと確認することが重要です。
例えば大きなキズや故障の可能性、偽物であるリスクなど過度に安い理由は多岐にわたります。また、赤ロムのリスクも考えられます。適正な価格での購入を目指し、取引の際は出品者とのやり取りを丁寧に行い、商品の詳細や状態をしっかりと確認してください。
安心して中古品を購入したいとき、おすすめの中古ショップは「セカハン」です。25項目に及ぶ検品項目でテストしてから、実際に販売されています。また、保証期間が1年と長く、一般的な中古ショップの4倍の長さです。さらに、万が一トラブルが起きたときのアフターサービスも充実しています。
まとめ|中古iPadなら「SECOND HAND」で購入しよう!
中古市場ではさまざまなモデル・状態のiPadが売られています。そのため相場は分かりにくくなっていますが、価格はスペックによって決まることが一般的です。どの位のスペックのiPadが必要か分かると、価格も絞れてくるでしょう。この記事を読み、おおよその相場がつかめたら、SECONDHAND(セカハン)でお気に入りの中古iPadを探してみませんか。品質保証やアフターサービスを行っているSECONDHANDなら安心して中古iPadを購入することができるでしょう。