SIMフリー端末を購入するデメリットは？特徴やメリットも紹介

「SIMフリー端末を購入するデメリットは？」
「SIMフリーって何？」

このような疑問を抱えている方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。国内では数多くの店舗やオンラインショップでSIMフリーのスマホを購入することができますが、メリットやデメリットがあります。

先に結論からお伝えするとSIMフリーのスマホには下記のようなデメリットがあります。

この記事では、SIMフリーのスマホの特徴や購入するデメリットをさらに詳しく解説します。SIMフリーのスマホ詳しくを知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

SIMフリー端末の特徴

SIMフリーとは、特定のキャリア（docomoやauなど）にロックされていないスマートフォンや携帯電話などの端末を指します。キャリアと契約することが前提である従来の携帯は、購入したキャリアのSIMカードのみ使える仕様となっていました。

しかし、SIMフリー機種はどの通信キャリアのSIMカードでも利用可能です。そのため、異なるキャリア間での乗り換えが容易となり、自由に通信料金プランやサービスを選択できるメリットがあります。

※ちなみに
総務省の指導により2021年10月1日からSIMロックが廃止されました。そのため現在、大手キャリアであるau、docomo、SoftBankから発売されるスマホは全てSIMフリーです。

特に、国外旅行時に現地のSIMカードを挿入して利用するケースも増えています。さらに、SIMフリーの普及により、ユーザーは自分のニーズに合わせて格安SIMを選ぶことも可能となりました。

これにより、月々の通信費を大幅に削減できるという経済的なメリットも生まれています。また、端末の選択肢も増え、自分の好きなデザインや機能を持った機種を選べるのも大きな魅力です。

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SIMフリー端末を購入するデメリット

SIMフリーのスマホを購入する際は、多くのデメリットも存在します。ここでは、下記の5つのデメリットについて解説しています。ぜひ参考にしてください。

スマホ本体の価格が高価になる可能性がある

SIMフリーのスマホをキャリアとの契約なしで端末のみ購入する場合、初期費用が高くなる可能性があります。キャリアで通信サービスの契約せずに端末のみ購入する場合は、キャリアにメリットがないため初期費用が高くなるのです。

通信キャリアとしては、端末価格を安くしても通信料金を継続的に支払ってもらう方が利益につながります。

例として、iPhone15（容量128GB）をSIMフリー端末を一括購入の場合とキャリアと通信サービスもセットで契約し分割購入した場合の価格を表にしましたので、参考にしてください。（それぞれのキャリアが提供している割引なども適用した場合）

特に新しいモデルや高スペックのモデルを購入する場合、一括での支払いが大きな負担になります。また、docomoでSIMフリー端末を買う場合、新規契約事務手数料として3,850円が必要です。中古で購入したり、キャリアが実施しているキャンペーンなどを利用したりすれば、安く購入できる可能性もありますので、検討してみましょう。

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購入する場所によっては保証やサポートが充実していない

キャリアやApple Storeで購入した場合と比べ、SIMフリーのスマホに対するサポートや保証が制限されることがあります。（キャリアやAppleやGoogleなどのスマホメーカーで購入すればもちろんサポートや保証は受けることができます。）

特に、メルカリやヤフオクなどの個人間取引や非公式の取扱店での購入した場合、万が一のトラブル時に十分なサポートを受けられないリスクがあります。保証やサポートがしっかり行われていれば、万が一故障した際などにも安い価格で修理を行ってもらえます。

例えば、Appleが提供している「AppleCare+」という保証サービスでは、iPhoneの画面や背面のガラスの損傷や過失や事故による損傷における修理について、通常の金額より安く、かつ保証期間中は制限なく受けることができます。

AppleCare+ for iPhone

AppleCare+ for iPhoneでは、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につき下記の税込サービス料で利用回数の制限なく受けられます。さらに、エクスプレス交換サービスを利用したり、Appleの専任スペシャリストにチャットまたは電話で優先的に問い合わせることもできます。

サービス料の一覧

対象となるインシデント

---

画面または背面ガラスの損傷：3,700円（税込）
過失や事故によるそのほかの損傷：12,900円（税込）
盗難または紛失：12,900円（税込）

引用：AppleCare製品 – iPhone – Apple（日本）

購入店のアフターサポート体制をよく確認して購入することが重要です。

海外で利用できない可能性がある

SIMフリーのスマホは国内で自由にキャリアを選べる利点がありますが、一部のモデルは海外のSIMカードとの互換性がないことがあります。SIMスロットには不明の表示のままで、電話番号が表示されない場合もあります。

海外でスマホを使用するためにはいくつかありますが、その中でも渡航先で使えるSIMカードを購入する方法があります。その購入したSIMカードが対応していないこともあり、把握していないと海外でスマホが使えません。

特に、一部の国や地域でのローミング時に問題が生じる可能性があるため、頻繁に海外を訪れる方は、購入前に互換性をしっかりと確認することが必要です。

中古で購入する際は動作確認が必要

中古のSIMフリースマホを購入する際の最大の懸念点は、品質と動作の安定性です。オンラインでの購入する場合、商品を手に取って直接確認することができないため注意が必要です。購入前に、販売者からの商品説明や写真をしっかりと確認し、疑問点や不明点は購入前に問い合わせるようにしましょう。

動作が安定しないスマホを購入すると、動作の不安定さにストレスをかかえたり、修理費用がかさんだりする場合もあります。特に、メルカリやヤフオクなどの個人間取引で購入する場合は注意が必要です。

また、商品が届いたときはすぐに動作確認を行い、問題があれば速やかに対応することが大切です。特に、バッテリーの消耗具合や画面の表示、各種ボタンの動作など基本的な機能のチェックは必須となります。

そして、購入前には、必ず赤ロムでないことを確認しましょう。赤ロムとは通常、契約違反や支払いの不履行などにより、通信キャリアによってネットワーク使用が制限された状態のスマートフォンを指します。

赤ロムの端末は、正常に通信ができなくなるリスクがあります。購入前にIMEI番号をチェックし、キャリアの公式サイトなどで赤ロム確認を行うことが重要です。

SIMフリー端末を購入するメリット

SIMフリーのスマホを購入することには前述の通りデメリットもありますが、当然メリットもあります。多くの人がこの購入方法を選ぶのは、キャリア契約の自由度や選択肢の幅を広げるためです。ここからは下記の3つのメリットを具体的に解説します。

好きな店舗で購入できる

SIMフリーのスマホは、さまざまな店舗やオンラインショップで購入することができます。これにより、価格比較やキャンペーン情報をもとに、最もお得な場所を自分で選んで購入することができるのです。

また、地元の家電量販店や信頼のおけるオンラインショップを選択することで、安心してスマホを購入することができます。また、家電量販店など普段から訪れるお店であればポイントなども使い、お得にスマホを購入できるかもしれません。

自由にキャリアを選べる（月々の通信費が安くなる）

SIMフリーのスマホを持っていれば、自由に好きなキャリアを選んで契約できます。特に、格安SIMを選ぶことで、月々の通信費を大幅に節約することが可能です。これにより、2年間の通信費を合計すると数万円の節約が期待できることも。

自分の通信量や利用目的に合わせて、最適なプランを選択しましょう。異なるキャリア間でプランを比較し、最もコスパの良いオプションを選ぶことができるので、経済的にも非常に助かるでしょう。通信容量などのプランにより料金は変動しますが、おおよその目安として、大手キャリアと格安SIMでは下記のように異なります。

好きな端末を購入できる

キャリアの制約に縛られずに、自分の好きなスマホのモデルや色、容量を選ぶことができます。最新モデルはもちろん、過去の名機や人気のカラーなど、幅広い選択肢から自分の理想の端末を見つけることができます。

これにより、最新のスペックを持つハイエンドモデルや、特定の機能に特化したユニークな端末を選ぶ自由が得られます。また、好みのデザインや色、サイズなど、個人の好みに合わせた選択が可能となります。

キャリア版の特徴

キャリア版スマホは、特定の通信キャリア（例: docomo、Softbank、auなど）で購入し、そのキャリアの通信サービスとセットで契約するモデルを指します。これにより、キャリア独自のサービスや特典、キャンペーンなどを利用することができます。

例えばキャリアのポイントサービスや、特定のアプリのデータ通信が無料となるサービスなどが挙げられます。また、長期契約を結ぶことで、端末の価格を分割払いにすることができるのも大きな魅力の1つです。

しかし、契約期間中はキャリア変更が難しく、解約時には違約金が発生することもあるため、注意が必要です。

ちなみに、総務省の指導が入る2021年10月1日以前に発売されたSIMロックされている端末でも、所定の手続きをすればSIMロックを解除することが可能です。

SIMフリーのスマホはどこで買える？

SIMフリーのスマホを手に入れる方法は大きく分けて5つあります。購入場所によっては、独自のキャンペーンや割引を利用できることも。

しかし、それぞれの購入場所にはメリットとデメリットが存在します。（下記の表はそれぞれをまとめたものです。）

ここからは主な購入場所とその特徴を詳しく解説していきます。

Apple公式ストアでの購入

Apple公式ストアで販売されているiPhoneはすべてSIMフリーです。ここで購入するメリットとしては、新作の発売日当日に店頭で購入できること。実店舗とオンライン両方で販売されており、新品の最新モデルを確実に手に入れることができます。また、Apple公式の保証サービスであるAppleCare+を最大限に受けられる点も魅力です。

AppleCare+に加入していれば、iPhoneが故障した際に安価で修理できたり、無料でバッテリーを交換できるというメリットがあります。

しかし、価格面でのメリットは他の購入方法と比較して少なく、キャンペーンやセールがあるわけではありません。その分、一括購入であれば大手キャリアと比較して8,000円程度安い価格で購入することができます。

大手キャリアでの購入

大手通信キャリア（au、docomo、SoftBank）でもSIMフリーのスマホを購入できます。大手キャリアでの購入は、キャンペーンや割引が豊富に用意されている点が魅力的です。新規契約や機種変更時に、大幅な割引やキャッシュバックを受けられます。

また、キャリアのネットワークを利用する場合、通信の安定性や速度の面でのメリットが得られます。しかし、2年縛りなどの契約制約があるため自由度はやや低くなります。

特に大手キャリアはオンライン購入限定でのキャンペーンを実施している場合も多いですが、よく商品のスペックやレビューなどを確認した上で購入を検討しましょう。

格安キャリアでの購入

格安キャリアでもSIMフリーのスマホを購入することができます。また格安キャリアで通信の契約をすれば、月々の通信費を大幅に抑えることが可能です。大手キャリアと同様に格安キャリアでも、オンライン購入限定でのキャンペーンを実施しています。

初期費用も大手キャリアに比べて安く、短期間の契約や解約が容易です。しかし、通信速度やエリアが限定されることがあるため、利用シーンや地域によっては不便を感じることがあります。

家電量販店での購入

家電量販店では、店舗での実機確認やスタッフとの対面での相談が可能です。オンラインでも購入はできますが、店舗で購入した方がキャリアの選び方やプランの相談など、詳しい情報を直接聞くことができます。また、店舗独自のキャンペーンやサービスが利用できる場合もあります。

スマホに関わる不要なサービスの営業を受ける場合があります。また、その他、店舗で扱っている商品（ウォーターサーバーなど）の営業を受けることもありますので、苦手な人におすすめしません。

中古での購入

中古での購入は、大幅なコストダウンを実現する最も効果的な方法です。しかし、中古品のため品質にばらつきがあり、購入前の確認が重要です。信頼性の高いショップを選ぶことで、品質の良い商品を安く手に入れることができます。

オンライン、実店舗どちらも中古でSIMフリーのスマホを購入することができます。オンラインでは中古スマホを専門に取り扱っているECサイトがあり、実店舗で購入する場合は、中古品販売店や中古の家電量販店で取り扱っています。

その中でもおすすめは、中古iPhoneやiPadなどの商品を扱う「セカハン」です。25項目に及ぶ検品項目でテストしてから、実際に販売されていて、取り扱う商品は全てSIMフリーです。また、保証期間が1年と長く、一般的な中古ショップの4倍の長さです。さらに、万が一トラブルが起きたときにアフターサービスを受けられるiPhone修理アイサポが全国各地に300店もあります。

SIMフリー購入時のよくある質問

SIMフリースマホの購入には多くの疑問を持つ人も多いでしょう。その中でも特によくある質問に下記のようなものがあります。

ここからは上記の質問について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

SIMフリーのスマホを買ったらまずやるべきことは？

SIMフリーのスマホを手に入れたら、まずは自分の使用するキャリアのSIMカードを挿入しましょう。その後、通常のスマホと同じように初期設定を進めることができます。

重要なのは、キャリアのAPN設定を正しく行うこと。APNとはAccess Point Nameの略です。APN設定は、スマホをインターネットに接続するために必要な設定です。これにより、データ通信や通話がスムーズに行えるようになります。

APN設定の方法は、契約したキャリアの公式サイトなどに記載があるので確認し、設定することがおすすめです。

白ロムや赤ロムとは？

「白ロム」とは、キャリアとの契約がない状態の携帯電話のことを指します。一方で「赤ロム」とは、キャリアの支払いが滞っているために通信が制限されている端末のことを指します。

購入前には、必ず赤ロムでないことを確認しましょう。赤ロムの端末は、正常に通信ができなくなるリスクがあります。購入前にIMEI番号をチェックし、キャリアの公式サイトなどで赤ロム確認を行うことが重要です。

手持ちのスマホがSIMフリーか確認する方法は？

自分の持っているスマホがSIMフリーかどうかを確認するには、まず「設定」から「情報」をタップし、そこでIMEI番号を確認します。そのIMEI番号を、キャリアの公式サイトや専用の確認ツールで入力することで、端末がSIMフリーかどうかを調べることができます。

また、IMEI番号の確認をせず、SIMロックがかかっているか確認する方法もあります。iPhoneとAndroidでSIMロックがかかっているか確認する方法は下記の通りです。

SIMロックされている端末をSIMフリーに変更するには？

SIMロックされているスマホをSIMフリーに変更する方法は、docomo、au、SoftBankの各キャリアによって異なります。ここから、それぞれのキャリアにおける具体的な手順を解説します。

docomo

docomoの場合、SIMロック解除はオンラインまたは店舗で手続きできます。オンラインの場合、docomoの公式サイトにアクセスし、マイドコモのアカウントでログイン後、SIMロック解除の手続きを進めます。

必要な情報としては、端末のIMEI番号や契約者情報が求められます。店舗での手続きでは、本人確認書類と端末を持参し、スタッフの指示に従って進めます。注意点として、契約から一定期間が経過している必要があり、早期解除には手数料が発生する場合があります。

au

auでは、SIMロック解除は公式サイトや店舗、電話での手続きが可能です。オンラインでは、auのマイページにログインし、「SIMロック解除」のオプションから手続きを行います。必要情報には、端末のIMEI番号や契約者情報が含まれます。

店舗での手続きでは、同様に本人確認書類と端末が必要です。auもドコモと同様、契約から一定期間経過後の解除が基本で、早期解除には追加料金がかかる可能性があります。

ソフトバンク

ソフトバンクのSIMロック解除は、オンラインサービス「My SoftBank」または店舗で行うことができます。オンライン手続きでは、My SoftBankにログイン後、「機種変更・修理・設定」メニューから「SIMロック解除」を選択し、必要情報を入力します。

店舗では、本人確認書類と端末を持参し、スタッフの指示に従います。ソフトバンクも他社と同様に、契約から一定期間後の解除が原則で、一定期間内の解除には条件があります。

まとめ｜SIMフリーのスマホを買うならセカハン

SIMフリーのスマホに関する特徴や購入時のデメリットを詳しく解説しました。SIMフリースマホを購入する大きなデメリットは、本体の価格が高価になる可能性があること、さらには保証やサポートが充実していない点です。また、海外利用やサポート面での制約も確認する必要があります。

そして、手持ちのスマホがSIMフリーか確認する方法や赤ロムのリスクなど、購入時に知っておくべきポイントも紹介しました。これらの情報を参考に、あなたにとって最適なスマホ購入方法を選び、利点を最大限に活用してください。

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