iPhoneのホームボタンがある5つのモデルを紹介|廃止された理由とは

Apple社はiPhoneXの発売をきっかけに、ホームボタンの搭載を廃止し、Face IDを導入しました。iPhone16からホームボタンが復活するのではという噂もありますが、現在はiPhoneSEのみ採用されています。

そこで、この記事ではiPhoneのホームボタン搭載の5つのモデルや、iPhoneのホームボタンがあるメリットについて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

iPhoneのホームボタン搭載の5つのモデル

現行として販売されているiPhoneでホームボタンが搭載されているモデルはiPhoneSEのみとなりましたが、iPhone8以前のモデルではホームボタンが搭載されていました。各世代で独自の特徴があり、それぞれのモデルが異なるニーズに応えていることが特徴です。

ここからは、iPhoneのホームボタン搭載の5つのモデルについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

iPhoneのホームボタンがある5つのモデル

iPhoneSE3(第3世代)

発売日 2022年3月18日 ディスプレイ Retina HDディスプレイ
画面解像度 1334 x 750 ピクセル 高さ

厚み
138.4 mm
67.3 mm
7.3 mm
ストレージ容量 64GB
128GB
256GB
SIMカード Dual SIM (nano-SIM と eSIM)
コネクタ Lightning タッチ操作
Apple Pay Touch ID(指紋認証)
Face ID(顔認証) × アニ文字&ミー文字 ×
ワイヤレス充電 高速充電
メインカメラ 12MPワイドカメラ 防水性能(耐水・耐塵) IP67

最新のモデルで唯一ホームボタンが搭載されているのが、iPhoneSEの第3世代です。

iPhoneSEの第3世代は、最新の技術とクラシックなデザインが融合したモデルで、最大の特徴はA15Bionicチップの採用です。これにより、前世代のiPhoneSE2と比較して約6割近く処理スピードの向上が実現されています。(iPhoneSE2には13Bionicチップが搭載されている)

また、5G通信に対応し、高速なインターネット接続が可能になっています。カメラも進化しており、スマートHDR4による高品質な写真撮影が可能です。

デザインは、iPhoneSE第2世代から変わらず、4.7インチのRetina HDディスプレイとホームボタンを備えたコンパクトで扱いやすいサイズを維持しています。これはiPhone6sと同じディスプレイサイズとなっています。

iPhoneSE2(第2世代)

発売日 2020年4月24日 ディスプレイ Retina HDディスプレイ
画面解像度 1334 x 750 ピクセル 高さ

厚み
138.4 mm
67.3 mm
7.3 mm
ストレージ容量 64GB
128GB
256GB
SIMカード Dual SIM (nano-SIM と eSIM)
コネクタ Lightning タッチ操作 触覚タッチ
Apple Pay Touch ID(指紋認証)
Face ID(顔認証) × アニ文字&ミー文字 ×
ワイヤレス充電 高速充電
メインカメラ シングルカメラ
12メガピクセル
防水性能(耐水・耐塵) IP67

iPhone SE(第2世代)は、A13 Bionicチップを搭載しており、高度なアプリケーションやAR体験も快適に楽しむことができます。ちなみにA13 Bionicと比較して、A15 Bionicのほうが約1.5倍ほどスペックがいいとされています。GPUもA15は5コアですが、A13は4コア搭載されています。

カメラは、12メガピクセルのメインカメラを搭載。ポートレートモードやスマートHDRといった先進的な撮影機能をサポートしており、高品質な写真撮影が可能です。

デザインは、iPhone8をベースにしており、HomeボタンとTouch IDを搭載しています。これにより、顔認証が苦手な方や物理ボタンの操作を好む方にも好評でした。また、ガラス製の背面はワイヤレス充電に対応しています。

iPhoneSE(第1世代)

発売日 2016年3月31日 ディスプレイ 4インチ Retinaディスプレイ
画面解像度 1136 x 640 ピクセル
326ppi
高さ

厚み
123.8 mm
58.6mm
7.6 mm
ストレージ容量 16GB
32GB
64GB
128GB
SIMカード nano-SIM
コネクタ Lightning タッチ操作 触覚タッチ
Apple Pay Touch ID(指紋認証)
Face ID(顔認証) × アニ文字&ミー文字 ×
ワイヤレス充電 × 高速充電 ×
メインカメラ シングルカメラ
12メガピクセル
防水性能(耐水・耐塵) ×

2016年に発売されたiPhoneSEの第1世代は、コンパクトながらも高性能を実現したモデルです。この世代の特徴は、4インチの小型ディスプレイによる片手での快適な操作性です。これはiPhone5sと同じディスプレイサイズとなっています。

また、A9チップを搭載しており、当時の最新iPhoneと同等の速度と効率性を誇っていました。A9チップは2コアの搭載のため、A13チップなどと比べると半分程度の処理スピードとなります。

そして、カメラ性能も新しいiPhoneと比較しても劣らず、1200万画素のiSightカメラにより高品質な写真撮影が可能です。これは、iPhone14のメインカメラと同じ画素数となっています。さらに、Touch IDによるセキュリティ機能も搭載されており安心して使用できます。

iPhone8

発売日 2017年9月22日 ディスプレイ 4.7インチ
Retina HD
画面解像度 1,334 x 750ピクセル
326ppi
高さ

厚み
138.4 mm
67.3 mm
7.3 mm
ストレージ容量 64GB
256GB
SIMカード nano-SIM
コネクタ Lightning タッチ操作 3D touch
Apple Pay Touch ID(指紋認証)
Face ID(顔認証) × アニ文字&ミー文字 ×
ワイヤレス充電 高速充電
メインカメラ シングルカメラ
12メガピクセル
防水性能(耐水・耐塵) IP67

ガラス製の背面デザインと、ワイヤレス充電に対応したiPhone8は、シンプルながらも洗練されたデザインが魅力的です。iPhone8は、SEシリーズではないモデルでホームボタンが残った最後のiPhoneシリーズとなっています。

このモデルはA11 Bionicチップを搭載しており、性能面での不満を感じさせないスピード感があります。A11 BionicはCPUのコア数が4コアから6コアになって性能が大きく向上し、A13 Bionicと比較してもブラウザやSNSなどのアプリの利用であれば、あまり差を感じない程度のスピードで動きます。

また、Touch IDを搭載しており、指紋認証による安全性も確保されています。カメラ性能も高く、日常のシーンを美しく撮影できることも魅力の一つです。iPhone8のカメラの画素数は、iPhone7と同じ1200万画素となっています。

iPhone7

発売日 2016年9月16日 ディスプレイ 4.7インチ
Retina HD
画面解像度 1,334 x 750ピクセル
326ppi
高さ

厚み
138.3 mm
67.1 mm
7.1 mm
ストレージ容量 32GB
128GB
256GB
SIMカード nano-SIM
コネクタ Lightning タッチ操作 3D touch
Apple Pay Touch ID(指紋認証)
Face ID(顔認証) × アニ文字&ミー文字 ×
ワイヤレス充電 × 高速充電 ×
メインカメラ シングルカメラ
7メガピクセル
防水性能(耐水・耐塵) IP67

iPhone7は、Apple社が2016年に発売したスマートフォンで、その革新的なデザインと先進的な機能が高く評価されました。このモデルは、4.7インチのRetina HDディスプレイを搭載し、当時では鮮明な画像と鮮やかな色彩で人気を集めました。

また、A10 Fusionチップにより高速な処理能力を実現し、複雑なアプリケーションやゲームもスムーズに動作します。

A10fusionチップの性能は、iPhone6に搭載されているモバイルCPUと比較すると、より高性能でiOSの働きを滑らかにしてくれる素晴らしい性能です。A10fusionチップの動作はiPhone6のモバイルCPUより2倍ほど速いとされているので、さくさくとした操作をすることが可能となっています。

iPhone7のカメラ性能も注目点の一つです。1200万画素のメインカメラは光学式手ぶれ補正機能を備え、低照度でもクリアな写真を撮影できます。フロントカメラ(インカメラ)も700万画素と高解像度で、セルフィーやビデオ通話の品質が向上しています。

これらの特徴により、iPhone7は幅広いユーザーに適したスマートフォンとして、当時はその名を馳せました。パフォーマンス、カメラ機能、耐久性を兼ね備え、日々の生活を豊かにしてくれています。

iPhoneのホームボタンはなぜ廃止された?

Appleは、iPhoneXの登場と共にホームボタンを廃止しました。(2017年)この大胆な変更は、より広範囲に及ぶディスプレイと、より新しいユーザー体験を提供するためだと言えるでしょう。

当時、指紋認証はそもそも機能として古く、音声や顔認証での操作にシフトしていこうという理由からホームボタンが廃止されたのかもしれません。(実際のところ廃止された理由は不明です)

iPhoneXからはホームボタンの代わりにFace IDを導入し、これによりフルスクリーンの利用が可能となりました。また、Face IDの導入はセキュリティを強化し、iPhoneユーザーは顔認証によってデバイスを素早く安全にアンロックが可能に。

このような変更は、スクリーン面積の拡大と機能の向上に大きく貢献し、ユーザーに新しいiPhoneの世界を提供しています。

フルスクリーンiPhoneでもホームボタンを表示させることが可能

フルスクリーンのiPhone(X以降)では物理的なホームボタンは存在しませんが、仮想ホームボタンを表示させることができます。これは「アクセシビリティ」機能の一部として提供されており、「AssistiveTouch」と呼ばれます。

AssistiveTouchを有効にすると、下の画像のように画面上に小さな仮想ボタンが表示され、これをタップやドラッグすることで、ホームボタンと同様の機能を実行できます。この機能は、画面のどこにでも移動させることができ、カスタマイズも可能です。

例えば、スクリーンショットを撮る、音量を調節する、ディスプレイをロックするなどのショートカットを設定できます。AssistiveTouchは、ホームボタンがないiPhoneを使い慣れていない人や特定の機能への素早いアクセスを好む人にとってとても便利です。

画像引用:iPhone、iPad、iPod touch で AssistiveTouch を使う|Apple

iPhoneのホームボタンがあるメリット

iPhoneのホームボタンがあるメリットはたくさんあります。ここからは下記の3つのメリットを具体的に解説します。

Touch IDでロック解除が可能

Touch IDは、指紋認証によるセキュアなロック解除機能を提供します。これにより迅速かつ安全にiPhoneのロックを解除できます。指紋認証は、顔認証に比べて精度が高く、指紋の模倣が難しいため、セキュリティ面で優れています。

また、表情が覆われている場合でも利用できる点が、多くのユーザーにとって大きな利点です。対して顔認証は最新のOSでは、マスクをつけた状態の顔を登録することでロックの解除ができます。(少し前のOSでは、マスクをした状態の登録ができず、ロックを解除できなかった)

Face IDよりも悪用されづらい

ホームボタンを搭載したiPhoneのTouch IDは、Face IDに比べて悪用されにくいというメリットがあります。顔認証システムは、ユーザーが意識しないうちに顔をスキャンされ、デバイスがロック解除される可能性があります。また、双子など顔がにている場合は指紋よりも顔認証の方が、ロックが解除されやすいとされています。

しかし、Touch IDでは指紋が必要なため、ユーザーの意図しないロック解除が起こりにくいです。この点が、セキュリティを重視するユーザーにとって大きな安心材料となります。

押す回数で色々な操作ができる

iPhoneのホームボタンは、押す回数によって様々なショートカット操作を実行できます。例えば、ボタンをダブルクリックすることでアプリスイッチャーにアクセスしたり、長押しでSiriを起動したりできます。

この直感的で多機能な操作性は、iPhoneの使いやすさを象徴しています。また、操作感が物理的であるため、スクリーン操作になれない人にとっても親しみやすいでしょう。

iPhoneのホームボタンが壊れた場合の対処法

iPhoneのホームボタンが壊れた場合、いくつかの対処法があります。まず、再起動してみることが基本的なトラブルシューティング手順です。これにより一時的なソフトウェアの問題が解消される可能性があります。

もし問題が解決しない場合は、修理業者に依頼することを検討する必要があります。最終的な選択肢として、iPhoneを買い替えることも考えられます。今回はこれらの対処法について詳しく解説していきます。

iPhoneのホームボタンが壊れた場合の対処法

再起動してみる

ホームボタンの問題がソフトウェア関連である場合、デバイスの再起動が有効な解決策になることがあります。iPhoneを再起動することで、一時的なバグやシステムのエラーが修正されることがあります。

モデルによって異なりますが、通常は電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しすることで再起動します。これによりホームボタンの不具合が直る場合もあります。

修理業者に依頼する

再起動しても問題が解決しない場合、専門の修理業者に依頼することが適切な次のステップです。Apple公認の修理サービスや信頼できる第三者の修理業者を選ぶことが重要です。

修理費用は、問題の原因や修理の複雑さによって異なりますが、新しいデバイスを購入するよりは低コストで済むことが多いです。修理を依頼する際には、修理にかかる時間や保証の有無も確認しておくと良いでしょう。

また、iPhone修理専門のアイサポではiPhone修理の実績が100万台以上と豊富にあります。環境保護の観点から、リペアを通じてiPhoneを末長く使用できるように想いをこめて修理を承っています。

iPhoneを買い替える

ホームボタンの問題が深刻で修理が不可能、あるいは修理費用が高額な場合、新しいiPhoneに買い替えることが最良の選択肢になることがあります。特にホームボタンが割れたり、陥没したりしてしまった場合は修理に時間がかかったり、費用が高額になったりする場合があります。

買い替えを検討する場合、新しいモデルへのアップグレードは、最新の機能や性能の向上を享受できるというメリットがあります。

また、Appleは「Apple Trade In」という下取りプログラムを導入しており、これを利用することで新しいデバイスの購入費用を抑えることが可能です。「Apple Trade In」は、今使っているデバイスを下取りしてもらい、その下取り価格を買い替えるデバイスの購入費から引いてもらえるというサービスです。

下記の記事ではiPhoneが値下げされるタイミングや安くiPhoneを購入する方法について具体的に紹介しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

この記事ではiPhoneのホームボタン搭載の5つのモデルや、iPhoneのホームボタンがあるメリットについて解説しました。Touch IDは、指紋認証によるセキュアなロック解除機能を提供しているため、Touch IDの復活を熱望する声も多くあります。

また、iPhoneのホームボタン搭載の5つのモデルについても解説しました。これらの情報を参考に、あなたにとって最適なiPhoneを選び、利点を最大限に活用してください。

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