iPhone 12は、2020年に発売されてからすでに数年が経過しています。そろそろiPhone 13やiPhone 14への機種変更を考えている方もいるでしょう。しかし、どうせならiPhone 12をできるだけ高く下取りしてもらいたいものです。そこで今回は、Appleおよび大手4キャリアの下取り価格を徹底比較していきます。また、iPhone 12を下取りに出す前のチェック項目や、買い取りサービスを利用する場合についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
iPhone 12を下取りに出す前のチェック項目
ここでは、iPhone 12を下取りに出す前にチェックしておくべき項目を解説していきます。というのも、iPhone 12の状態によっては下取りの対象とならない場合があるためです。拒否されないためにも、「データのバックアップ」「初期化」「SIMロックの解除」「SIMカードの有無」「ネットワーク制限の状態」の5点をチェックしましょう。まずは、iCloudを利用してデータをバックアップします。それから、データを確実に消去し、iPhone 12を初期化しましょう。これは、個人情報を流出させないために必須です。
それから、SIMロックを解除します。また、SIMカードには個人情報が記録されていたり、返却が必要になったりするので、必ず抜いておきましょう。さらに、チェック項目で特に重要なのが、ネットワーク制限の状態です。ネットワークに利用制限がかかっている、俗にいう「赤ロム」の状態では、下取りを拒否される可能性が高くなります。なぜなら、赤ロムの端末は、盗難されたものである可能性が高いからです。
iPhone 12を下取りに出す場合は、あとで困ったことにならないように、以上の5項目を確実にチェックしておきましょう。
Appleおよび大手4キャリアの下取り価格とサービス比較
iPhone 12を下取りに出す場合、キャリアなどの違いによって価格やサービスが違うのが普通です。そこでこの章では、どこに下取りに出すべきなのか、Appleおよび大手4キャリアの下取り価格とサービス内容を比較しながら解説していきます。
Appleの場合
Appleの場合は、「Apple Trade In」をみるとiPhone 12の下取り価格を知ることが可能です。「Apple Trade In」による下取り価格を以下に紹介します。
モデル名 | 価格 |
---|---|
iPhone 12 Pro Max | 6万3000円 |
iPhone 12 Pro | 5万5000円 |
iPhone 12 | 4万6000円 |
iPhone 12 mini | 3万9000円 |
ただし、この下取り価格は、あくまでも何も問題がないiPhone 12の場合です。下取りするiPhone 12に画面割れやキズなどがあると、当然価格は下がります。また、Appleでの下取りは、新機種を購入する場合の金額割引が基本です。しかし、もしまだ次に購入する機種が決まっていない場合でも、Apple Storeギフトカードで受け取るサービスもあるので安心です。
docomoの場合
docomoの場合は、公式HPをみるとiPhone 12の下取り価格を知ることができます。ただし、docomoの下取りには「iPhone 12に不備・不正や購入代金の未払いがないこと」「iPhone 12が正規店で購入されたものであること」「新規契約と同時に、次の機種を購入すること」「新規契約者がiPhone 12の所有権を有していること」の4点が条件です。これを踏まえて、docomoでのiPhone 12の下取り価格を以下に紹介します。
モデル名 | 容量 | 価格 |
---|---|---|
iPhone 12 Pro Max | 128GB | 5万6000円 |
256GB | 5万8000円 | |
512GB | 6万0000円 | |
iPhone 12 Pro | 128GB | 5万4000円 |
256GB | 5万6000円 | |
512GB | 5万8000円 | |
iPhone 12 | 64GB | 5万2000円 |
128GB | 5万4000円 | |
256GB | 5万6000円 | |
iPhone 12 mini | 64GB | 3万5000円 |
128GB | 3万7000円 | |
256GB | 4万0000円 |
ただし、この下取り価格は、良品である場合と条件がついています。iPhoneに画面割れや機能不能がある場合には、下取り価格は大幅に下がるので注意しましょう。また、docomoでは、下取りの金額をそのまま新機種の購入代金に利用するか、dポイントとして受け取るかを選択できます。
SoftBankの場合
SoftBankの場合も、公式HPをみることで、iPhone 12の下取り価格を知ることができます。以下に紹介するのが、SoftBankによるiPhone 12の下取り価格です。
モデル名 | 価格 |
---|---|
iPhone 12 Pro Max | 5万1600円相当 |
iPhone 12 Pro | 4万8000円相当 |
iPhone 12 | 3万7200円相当 |
iPhone 12 mini | 3万0000円相当 |
下取り価格が「相当」となっているのは、SoftBankの場合は、下取り金額を新機種の補填に使う以外は、PayPayボーナスによる支払いになるからです。そして、PayPayボーナスの方が少しお得とされています。また、SoftBankによる下取りもほかのキャリアと同様に、破損していると認定されたiPhone 12は大幅に価格が下がります。SoftBankでは、「ガラスや筐体の破損」「液晶表示異常」「タッチパネル動作不良」「筐体の変形」が破損品と認定されます。
auの場合
auの場合も、公式HPからiPhone 12の下取り価格を確認できます。以下に紹介するのが、auによるiPhone 12の下取り価格です。
モデル名 | 容量 | 価格 |
---|---|---|
iPhone 12 Pro Max | 128GB | 4万8400円相当 |
256GB | 5万1700円相当 | |
512GB | 5万6100円相当 | |
iPhone 12 Pro | 128GB | 4万5100円相当 |
256GB | 4万8400円相当 | |
512GB | 5万1700円相当 | |
iPhone 12 | 64GB | 3万4100円相当 |
128GB | 3万7400円相当 | |
256GB | 4万7000円相当 | |
iPhone 12 mini | 64GB | 2万8600円相当 |
128GB | 3万250円相当 | |
256GB | 3万3000円相当 |
auの場合、下取り金額は、新機種への支払いに使われる以外はPontaポイントによる還元になるため、下取り価格に「相当」がついています。もちろん、この下取り価格は、iPhone 12に異常がない場合です。auの場合は、破損品に対する条件が表面・裏面それぞれについて、かなり細かく設定されているので、公式HPで確認することが必要です。たとえば、表面の破損条件には「画面下に黒いシミがある」、裏面に対しては「リアカバーが純正では無い」などまであります。
楽天モバイルの場合
楽天モバイルの場合も、公式HPからiPhone 12の下取り価格を確認可能です。ただし、楽天モバイルではほかのキャリアの場合と違い、iPhone 12をどこのキャリアから購入したかによっても、下取り価格が違ってきます。そのため、下取り価格も一覧にはなっておらず、購入したキャリアや機種、それに容量などを1つずつ選択して表示する形となっています。下取り価格を調べるには、楽天の公式HPで、ご自分のiPhone 12を条件にあてはめる必要があります。
楽天モバイルの場合は、下取りをするには楽天会員のIDが必要です。そして、下取り金額は楽天キャッシュによる支払いとなります。また、店舗での下取りはしていないため、郵送が必要です。下取り価格に影響する破損についても、画面・外装ごとにかなり細かく設定されているため、公式HPで確認しておきましょう。破損品の場合、ほかのキャリアの場合と同様、大幅に下取り価格が下がります。
iPhone 12を買取してもらう方法も有り
Appleや大手キャリアの下取りに出す以外に、iPhone 12を買い取りしてもらう方法もあります。買い取り先は、おもに家電量販店やリサイクルショップです。買い取り先のサービス内容は店舗によって違っていますが、持ち込み以外に宅配や訪問に対応しているところも多いので、確認してみるとよいでしょう。買い取り金額については、Appleや大手キャリアに比べても遜色のないレベルです。それどころか、買取店の方が下取り価格が上回っていることも多くあります。以上のことから、買い取りという方法も十分に検討の余地があるといえるでしょう。
iPhone 12を手放す際は下取りだけでなく買取も考慮しよう
iPhone 12の下取り金額やサービス内容は、Appleや大手4キャリアでそれぞれ違っています。そのため、自分が納得できるところを選ぶのが大切です。また、家電量販店やリサイクルショップでの買い取りは、下取りよりも高額な場合もあります。もし、まだ次に購入する機種が決まっていないなら、品質の高い中古iPhoneを豊富に取り揃えているセカハンを覗いてみるのもよい方法です。