ゲーミングスマホは高性能なスペックをもち、ゲームを快適にプレイできるデバイスです。しかし高性能ゆえ値段が高い傾向にあるため、中古での購入を検討している方は多いでしょう。
そこで本記事では、ゲーミングスマホを中古で購入する際のメリット・デメリットを解説します。さらに、購入時の重要なポイントや、ゲームに最適なモデルを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
本記事を読めば、自分に適した中古のゲーミングスマホを選べるようになり、快適なゲームライフを送れるようになるでしょう。
目次
ゲーミングスマホとは?
ゲーミングスマホは、ゲームやアプリをスムーズに動かせるプロセッサや同時に多くのアプリを動かすための大容量メモリ、画像をきれいに表示できる優れたグラフィック処理能力を搭載し、ゲームをプレイすることに最適なスマートフォンです。
ゲーミングスマホには、画像をきれいに表示するために高速な画面リフレッシュレートや高品質ディスプレイ、長時間バッテリーなど、快適なゲーム体験をするための機能が必要とされます。
高性能ゆえ新品は高価ですが、中古市場では手頃な価格で入手可能です。ゲームプレイを重視するユーザーに最適な選択肢と言えるでしょう。
ゲーミングスマホを中古で買うメリット
ゲーミングスマホを購入するメリットは、以下の3点です。
ゲーミングスマホのメリット
本章では、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
容量の心配がなくなる
中古のゲーミングスマホを購入するメリットの一つは、ストレージ容量の心配がなくなることです。ゲーミングスマホが大容量のストレージを備えていれば、多くのゲームアプリやデータを保存できます。
また、スマホは容量不足になると動作が遅れる場合があります。しかし大容量のゲーミングスマホを購入すれば、容量不足の心配も軽減します。
これにより、ゲームデータやアプリの削除に悩まされることなく、多くのゲームを楽しめるようになるのです。
ハイスペックの機器でも安く買える
中古のゲーミングスマホの魅力は、ハイスペックな機器を安価に入手できることです。
新品のゲーミングスマホは高価ですが、中古市場では大幅に価格が下がることが多いため、高性能な機器を手頃な価格で購入するチャンスがあります。
たとえば、セカハンで販売している中古iPhoneの価格は、以下のとおりです。
セカハンで販売している 中古iPhoneのモデル例 |
販売価格 | 新品価格 |
---|---|---|
iPhone12 Pro | 98,100円〜 | 125,000円〜 |
iPhone11 Pro | 64,600円〜 | 124,416円〜 |
iPhone11 | 54,900円〜 | 74,800円〜 |
※2024年1月時点
中古を購入することで、予算に限りがあるユーザーでも快適なゲーム体験ができる可能性が広がります。記事後半で中古iPhoneの値段を記載しているため、参考にしてみてください。
メイン機のバッテリー消費を節約できる
サブ機としてゲーミングスマホを使用すると、メインのスマートフォンのバッテリー消費を節約できる利点があります。
ゲーム専用のスマホを持つことで、日常使用するスマホのバッテリー負荷を軽減でき、バッテリーの持ち時間が長くなります。外出時や移動中などでのスマートフォン使用において、特に大きなメリットをもたらすでしょう。
特にゲームアプリはバッテリーを消費しやすいため、メイン機のバッテリー消費で悩んでいる方は中古ゲーミングスマホがおすすめです。
サブ機のスマホについて詳しく説明している記事もあります。ぜひ合わせて読んでみてください。
ゲーミングスマホを中古で買うデメリット
ゲーミングスマホを購入するデメリットは、以下の3点です。
ゲーミングスマホのデメリット
本章では、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
購入費用や維持費がかかる
中古のゲーミングスマホを購入する際には、初期の購入費用や維持費がかかることがデメリットとして挙げられます。新品に比べて価格は抑えられますが、それでも一定の出費が必要です。
高性能なゲーミングスマホは、通常のスマホと比べてデバイスへの負荷が大きいため、バッテリーの交換やパーツの交換などのメンテナンス頻度が多くなる場合があります。特に中古品の場合、バッテリーの交換による維持費用が発生する可能性が高まります。維持管理のコストは、購入を検討する際の重要な要素です。
持ち運びが不便になる
ゲーミングスマホは、高性能を実現するために大きく重たい傾向があります。そのため、日常的な持ち運びにおいて、サイズや重量が不便になる場合があるため注意しましょう。
メインのスマートフォンと分けてゲーミングスマホをサブ機として使う場合、両方を持ち歩く必要があるため、持ち運びにくさはデメリットになります。
ゲームを楽しむためのデバイスとしては魅力的でも、日常使いの観点では不便さを感じることがある点を理解しておきましょう。
Wi-Fiがない場所でプレイするなら通信費用がかかる
Wi-Fiが利用できない場所でオンラインゲームをプレイする場合、別途データ通信費用が発生することがあります。
特にデータ通信を多く使用するソーシャルゲーム(ソシャゲ)をプレイする場合、通信費は無視できないコストです。中古で購入したゲーミングスマホがSIMフリー※であれば、別のデータプランを契約する必要があり、月々の通信費が増加する可能性があります。
※SIMフリー端末とは
特定のキャリアでしか利用できない「SIMロック」状態が解除された端末。SIMフリーの状態ではWi-Fi通信しかできない。
ゲームの利用状況によって、Wi-Fiのみ利用か、データ通信を利用するか検討しましょう。
中古スマホをWi-Fiのみで使用したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ゲーミングスマホを中古で選ぶ際のポイント
ゲーミングスマホを購入する際は、以下の4点を考慮して選びましょう。
中古ゲーミングスマホを購入する際のポイント
それぞれの選び方のポイントについて、詳しく解説します。
ゲームに適した機能のスマホを選ぶ
中古のゲーミングスマホを選ぶ際には、ゲームに最適な機能を備えたモデルを選ぶことが重要です。主にチェックすべき点は、以下の3点です。
要素 | 説明 |
---|---|
プロセッサー(CPU)の性能 | ゲームのローディング時間を短縮し、スムーズなゲームプレイを実現する。 |
RAM(メモリ)の大きさ | 複数のアプリケーションやゲームを同時に処理する際のパフォーマンスを向上させる。 |
グラフィック処理(GPU)能力 | ビジュアル面での満足感を高め、没入感あるゲーム体験を提供する。 |
上記のスペックはゲームの快適性を大きく左右するため、3Dグラフィックスを多用するゲームや、リアルタイムでの対戦を楽しむ際には特に重要となります。
ゲーミングスマホでiPhoneを検討している方は、以下の記事でCPUを確認してみましょう。
画質にこだわるなら解像度も重視する
ゲーミングスマホを選ぶ際、画質へのこだわりがあるなら、高解像度のディスプレイを持つモデルを選ぶことが肝心です。高解像度のスマホはゲームの細部を鮮明に表示し、よりリアルなビジュアル体験を提供します。
たとえば、歴代iPhoneの解像度は以下のとおりです。
モデル | 画面サイズ | 解像度 |
---|---|---|
iPhone 15 Pro / Pro Max | 6.1インチ / 6.7インチ | 2,556 x 1,179 / 2,796 x 1,290 |
iPhone 15 / Plus | 6.1インチ / 6.7インチ | 2,556 x 1,179 / 2,796 x 1,290 |
iPhone 14 Pro / Pro Max | 6.1インチ / 6.7インチ | 2,556 x 1,179 / 2,796 x 1,290 |
iPhone 14 / Plus | 6.1インチ / 6.7インチ | 2,532 x 1,170 / 2,778 x 1,284 |
iPhone 13 / Pro / Pro Max | 6.1インチ / 6.7インチ | 2,532 x 1,170 / 2,778 x 1,284 |
iPhone SE3 | 4.7インチ | 1,334 x 750 |
iPhone 12/ Pro / Pro Max | 6.1インチ / 6.7インチ | 2,532 x 1,170 / 2,778 x 1,284 |
iPhone 11 Pro / Pro Max | 5.8インチ / 6.5インチ | 2,001 x 1,125 / 2,688 x 1,242 |
iPhone 11 | 6.1インチ | 1,792 x 828 |
また、ディスプレイのサイズも重要で、大きな画面は没入感を高め、操作性の向上にも寄与します。高解像度の大画面ディスプレイは、特にアクションゲームやアドベンチャーゲームに最適です。
バッテリー容量が十分にあるか確認する
ゲーミングスマホの購入において、バッテリー容量の確認は不可欠です。ゲームはバッテリーを大量に消費するため、長時間のプレイを楽しむためには大容量のバッテリーが必要になります。
特に、4,000mAh以上のバッテリーを搭載したスマホは、一日中のゲームプレイにも耐えられます。また、中古スマホの場合、バッテリーの劣化を確認することも重要です。
バッテリーの持ちが悪いと頻繁な充電が必要になったり、外出先で充電が切れてしまったりとゲームプレイに悪影響を与える可能性があります。
バッテリーの目安については、以下の記事を参考にしてみてください。
冷却システムを搭載しているか
最後に、ゲーミングスマホを選ぶ際には、冷却システムの有無もチェックポイントです。
高性能なゲームを長時間プレイすると、デバイスが発熱しやすくなります。これを防ぐため、多くのゲーミングスマホは効果的な冷却システムを搭載しています。
しかし、iPhoneには冷却システムは搭載されていません。冷却システムなしでもゲーミングスマホとして機能が十分である点で、冷却システムに悩まずに選べる点はメリットでしょう。
ゲーミング用中古スマホはiPhoneがおすすめ
ゲーミング用中古スマホを購入する際は、iPhoneが有力な候補です。
中古iPhoneがおすすめな理由
中古iPhoneがおすすめな理由について、詳しく解説します。
ハイスペックなのでサクサク動く
ゲーミング用の中古iPhoneを選ぶ大きなメリットは、ハイスペックによる快適な操作性です。
iPhoneは優れたプロセッサーと最適化されたOSにより、ゲームアプリの起動、画面の切り替え、複雑なグラフィック処理をサクサクとスムーズに行います。
状態の良い中古iPhoneであれば、ゲームプレイ中の遅延やカクつきはほとんどなく、ストレスフリーなゲーム体験を提供します。反応速度や快適な操作感が重要なゲームにとって、中古のiPhoneは理想的な選択肢なのです。
中古なので高級機でもコスパ良く購入できる
中古のiPhoneをゲーム用に選ぶもう一つのメリットは、コストパフォーマンスの良さです。
たとえば、2023年9月に発売された最新モデルのiPhone15は、安い機種でも124,800円~と高価であり気軽に購入できません。
しかし、古い機種(中古の機種)は最新機種と比較して価格が手頃になっており、ゲーミングスマホとして購入するのに最適です。
iPhoneのモデル | 新品価格※1 | 中古価格※2 |
---|---|---|
iPhone12 Pro | 108,000円〜 | 98,100円〜 |
iPhone12 mini | 94,799円 | 54,100円〜 |
iPhone11 Pro | – | 56,800円〜 |
iPhone11 | – | 45,600円〜 |
iPhone XS | – | 32,800円〜 |
iPhone XR | – | 36,000円〜 |
※1:価格.comでの販売価格参照
※2:セカハンでの販売価格参照
※3:2024年1月時点の価格
通常では予算の関係で手が出しにくい高級モデルも、中古であれば手頃な価格で購入可能となります。限られた予算の中で最高のゲーム体験を求めるユーザーにとって、中古のiPhoneは費用対効果の高い選択と言えるでしょう。
iOSなら最新のゲームにも対応できる
iPhoneの特徴は、iOSによる最新ゲームのサポートです。
iOSは定期的に更新され、最新のゲームに対応するためのアップデートが続けられています。そのため、中古のiPhoneでも最新のゲームをプレイできるのです。
iOSのアプリストアには、幅広いジャンルの最新ゲームが豊富に揃っており、定期的なアップデートにより常に最新のゲーム体験が楽しめます。さらに、iOSのセキュリティ機能は非常に高く、安心してゲームをダウンロードしプレイできる点もメリットです。
最新のゲームを常に追い求めるユーザーにとって、中古のiPhoneは最新ゲームに迅速に対応できる信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。
中古iPhoneを検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
ゲーミング用におすすめなAndroid
Androidの中にも、ゲーミングスマホとしておすすめの機種があります。
ゲームに適したAndroid
それぞれの機種について、詳しく解説します。
Xperia 1
Xperia 1はソニーが販売している高性能スマートフォンです。主な性能は、以下のとおりです。
スペック項目 | 詳細 |
---|---|
発売日 | 2019年6月14日 |
サイズ | 167mm×72mm×8.2mm |
重量 | 178g |
OS | Android |
ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL、3,840×1,644ドット |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | キャリアモデル:64GB SIMフリーモデル:128GB |
iPhoneとの比較 | iPhone XRと比較して、より大きなディスプレイと高解像度を持ち、RAMも多い。 |
メーカーの強調ポイント | 世界初の4K HDR対応有機ELディスプレイ、映画とほぼ同じ比率の21:9のディスプレイ |
他のAndroidスマホとの比較 | 高解像度の大画面ディスプレイと、ゲームエンハンサー機能を備え、ゲーミングに特化した設計 |
価格とスペックのバランス | 高いスペックを持ちながら、中古市場では比較的手頃な価格で入手可能 |
ゲーミングスマホとしての適合性 | 高性能なチップセット、大画面の高解像度ディスプレイ、ゲームエンハンサー機能など、ゲームプレイに最適な要素を多く備えている |
価格(楽天市場) | 17,500円〜 |
※2024年1月時点
大画面や高性能なスペックが、ゲーミングスマホとして適している理由です。中古なら1万円台から購入できるので、コストパフォーマンスにも優れています。性能とコストのバランスを求める方は、Xperia 1を検討してみてください。
AQUOS R3
AQUOS R3は、シャープ製で高性能なディスプレイを持つスマートフォンです。とくにゲームプレイに適しています。
主なスペックとおすすめポイントを以下に示します。
スペック項目 | 詳細 |
---|---|
発売日 | 2019年5月24日 |
サイズ | 約156mm×約74mm×約8.9mm |
重量 | 約185g |
OS | Android 9 Pie |
ディスプレイ | 6.2インチ 液晶 3,120 × 1,440ドット |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
iPhoneとの比較 | 高解像度のディスプレイ・ハイパフォーマンス |
メーカーの強調ポイント | 高解像度のディスプレイ・高品質カメラ・動画やゲームも快適 |
他のAndroidスマホとの比較 | 画質や処理能力が高い |
価格とスペックのバランス | コストパフォーマンス良好 |
ゲーミングスマホとしての適合性 | 高リフレッシュレート※1のディスプレイと高性能CPUで、ゲームプレイに最適。 |
価格(楽天市場) | 15,000円〜 |
※2024年1月時点
※1:ディスプレイが1秒間に画像を更新する回数。高いほど滑らかに画像が表示される。
AQUOS R3は高品質なディスプレイにより、ゲームへの没入感を高めてくれます。ディスプレイの品質や性能にこだわりたい方は、AQUOS R3がおすすめです。
Galaxy S10
Galaxy S10は、サムスン製で高性能なカメラを搭載したスマートフォンです。
主なスペックとおすすめポイントは以下のとおりです。
スペック項目 | 詳細 |
---|---|
発売日 | 2019年5月23日 |
サイズ | 約150mm×70mm×7.8mm |
重量 | 158g |
OS | Android 9 Pie |
ディスプレイ | 約6.1インチ 有機EL 3,040 × 1,440ドット |
メモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
iPhoneとの比較 | 高品質ディスプレイとカメラ |
メーカーの強調ポイント | フルスクリーンディスプレイ・トリプルカメラ・高い処理性能 |
他のAndroidスマホとの比較 | トリプルカメラによる高画質の写真を撮影可能 |
価格とスペックのバランス | コストパフォーマンス良好 |
ゲーミングスマホとしての適合性 | 高画質ディスプレイとハイパフォーマンスでゲームプレイに適している。 |
価格(楽天市場) | 23,000円〜 |
※2024年1月時点
今回紹介しているAndroidの中ではトップの性能をもっています。8GBのメモリを搭載しているため、ゲームもサクサクプレイできます。
ゲーミングスマホに性能を求めている方には、特に向いている機種と言えるでしょう。
ゲーミングスマホを中古で買って快適なゲームライフを送ろう!
ゲーミングスマホは、高性能なプロセッサーや大容量メモリ、優れたグラフィックス処理能力を備えており、ゲームをプレイするための最適な選択肢です。
新品では高価なゲーミングスマホも、中古市場では手頃な価格で入手可能です。中古ゲーミングスマホでは、特にiPhoneが有力です。
iPhoneはApple製のハイスペックなCPUやグラフィックによって、快適なゲームプレイを実現します。セカハンでは多数の中古iPhoneを取り揃えているため、安くハイスペックなゲーミングスマホを求めている方は、ぜひ利用を検討してみてください。
中古市場でゲーミングスマホを手に入れ、コストパフォーマンスに優れた快適なゲーム体験を実現しましょう。