【2024年最新】歴代iPhoneのCPUを徹底比較!おすすめの機種も紹介

iPhone愛用者なら、どのモデルが最適なのか気になりますよね。

とくに、CPUの性能はスマートフォン選びの重要なポイントです。2024年、Appleはさまざまな進化を遂げたiPhoneシリーズを販売していますが、それぞれのCPU性能はどのように異なるのでしょうか。

本記事では、少し前のiPhoneから最新のiPhone15シリーズに至るまで、各モデルのCPU性能を徹底比較し、おすすめの機種を紹介します。CPUの基本情報からその役割、最新のベンチマーク比較、さらにはコストパフォーマンスに優れた端末選びまで、幅広くカバーしています。

この記事を読めば、あなたにとって最適なiPhoneモデルを見極めるための知識が身につき、スマートフォン選びに自信を持つことができるでしょう。

歴代iPhoneのCPU比較表

はじめに、今回紹介する項目について解説します。

項目 解説
SoC 「System on a Chip」の略で、CPUやGPUなどが一体化されたチップ。iPhone搭載のSoCは「Aシリーズ」と呼ばれている。
CPUのコア数 CPU内部の処理ユニットの数。コア数が多いほど同時処理能力が上がり、複数のアプリやタスクを同時に実行しても、スムーズに動作する。
GPUのコア数 グラフィック処理専用のコア数。多いほど高い画像処理能力を持ち、映像や画像の質が向上し、リアルタイムでのグラフィックス処理がスムーズになる。
メモリ 端末の一時的なデータ保存領域。多いほどスムーズなマルチタスクが可能になる。同時に複数のアプリを開いてもデバイスの処理スピードが落ちない。
Neural Engine AI処理を専門に行う部分。高度な機械学習タスクを効率的に実行する。コア数が増えると、顔認識・音声認識・写真の自動整理などの機能が高度になる。

上記の項目を前提に以下、歴代iPhoneの性能を比較した表を示します。

スクロールできます
機種 SoC CPUの
コア数
GPUの
コア数
メモリ Neural Engine
iPhone 15 Pro / Pro Max A17 Pro 6コア 5コア 8GB 16コア
iPhone 15 / Plus
iPhone 14 Pro / Pro Max
A16 Bionic 6コア 5コア 6GB 16コア
iPhone 14 / Plus
iPhone 13 Pro / Pro Max
A15 Bionic 6コア 5コア 6GB 16コア
iPhone 13 / mini
iPhone SE3
A15 Bionic 6コア 4コア 4GB 16コア
iPhone 12 Pro / Pro Max
iPhone 12 / mini
A14 Bionic 6コア 4コア 4GB 16コア
iPhone 11 Pro / Pro Max
iPhone 11
iPhone SE2
A13 Bionic 6コア 4コア 4GB 8コア
iPhone XS / XS Max
iPhone XR
A12 Bionic 6コア 4コア 4GB(XS / XS Max)
3GB(XR)
8コア
iPhone X
iPhone 8 / Plus
A11 Bionic 6コア 3コア 3GB 2コア

モデルがバージョンアップするごとに、性能が向上しているのがわかります。性能を重視する方は、最新モデルを選択するとよいでしょう。

歴代iPadのCPU比較表

次に、歴代iPadの性能を比較した表を示します。

スクロールできます
機種 SoC CPUの
コア数
GPUの
コア数
メモリ Neural Engine
iPad Pro 12.9
第6世代
Apple M2 8コア 10コア 8GBまたは16GB RAM 16コア
iPad Pro 10.9
第5世代
Apple M1 8コア 10コア 8GBまたは16GB RAM 16コア
iPad Pro 11
第4世代
Apple M2 8コア 10コア 8GBまたは16GB RAM 16コア
iPad mini 8.3
第6世代
Apple A15 6コア 5コア 16コア
iPad Air 10.9
第5世代
Apple M1 8コア 8コア 8GB RAM 16コア
iPad 10.9
第10世代
Apple A14 6コア 4コア 16コア
iPad 10.2
第9世代
Apple A13 6コア 4コア 8コア

iPhoneと同様に、バージョンアップするごとに性能が上がっています。

iPadは画面が大きく、iPhoneよりも可能なタスクが多い点が特徴です。たとえば、以下のようなタスクを快適に行えます。

・詳細な画像編集やビデオ編集
・複数のアプリを画面分割
・プレゼンテーション資料の作成や編集
・デジタルイラストや設計図の作成
・ドキュメントやスプレッドシートの閲覧と編集

より生産性を高めて仕事をしたい方は、iPadも検討してみてください。

iPhoneに搭載されているCPUの基本情報

iPhone搭載のCPUは「Aシリーズ」と呼ばれており、Appleによって独自開発されています。Aシリーズが搭載される前までは他社製のものを組み込んでおり、Aシリーズが初めてiPhoneに搭載されるようになったのはiPhone4でした。

Aシリーズは非常にシンプルで、Aの数字が大きいほど性能が良いと判断できます。たとえば、「A12 Bionic」より「A13 Bionic」のほうが性能が良いCPUであることがわかります。2024年の現行モデルのなかで最新はiPhone15シリーズで、iPhone15 / Plusには「A16 Bionic」、iPhone15 Pro / Pro Maxには「A17 Pro」が搭載されています。

古すぎるCPUの場合、iOSのサポート対象外になっていることも多いため、購入するのであればCPUが「A13 Bionic」以降の機種を選ぶのがおすすめです。

A13 Bionicチップ搭載のiPhoneの機種は「iPhone 11」以降のモデルです。iOSサポートが受けられない場合、アップデートによる新機能が搭載されなかったり、セキュリティがアップデートされなかったりします。

セキュリティがアップデートされないことにより、不正アクセスやウイルスの感染といったセキュリティリスクが高まるため注意が必要です。

最新のセキュリティ対策が施されていない端末は、日々進化するサイバー脅威に対して無防備となり、使用者自身だけでなく、その端末を通じて他者への影響も懸念されます。

そのため、iOSのアップデートサポートが続いている端末の使用が推奨されるのです。

iPhoneのCPUの役割とは

iPhoneのCPUの主な役割は、スマートフォンの全体的な処理速度と効率性を担うことです。

CPUとは「Central Processing Unit」の頭文字をとった言葉で、日本語では中央演算処理装置と訳されています。

iPhone以外にも、パソコンなど精密機器にはCPUが搭載されており、たとえるならば人間の脳です。CPUの性能が良いほど多くの作業ができるようになります。

前述の通り、Appleが独自開発するこのCPUは、一般に「Apple Aシリーズ」と呼ばれ、iPhoneの中核をなす部分です。以下は、iPhoneに搭載されているCPUの基本情報についての解説です。

特徴 説明
Apple Aシリーズプロセッサ iPhoneに搭載されるCPU。高性能と低電力消費が特徴。
SoCの採用 CPU・GPU・NPU・ 通信機能などを一つのチップに統合。
コアの数と性能 複数の処理コアを持ち、高速なマルチタスクと効率的なエネルギー管理を実現。
パフォーマンス向上 各世代のCPUは前世代よりもパフォーマンスが向上。
AIと機械学習の強化 AI処理や機械学習タスク用に設計されたNPUを搭載。

iPhoneのCPUは、最新技術の集大成として、スマートフォンの使用体験を大きく向上させています。そのため、新品ではなく中古のiPhoneを選択しても、CPUの性能は十分に高く、多くのタスクをスムーズにこなせるのです。

【2024年最新】iPhoneのCPUのベンチマーク比較

ベンチマークとは、コンピューターやスマートフォンの性能を評価するためのテストのことです。iPhoneのCPU性能を測る際にも用いられ、数値が高ければ高性能を意味します。

この数値を参考にすることで、各機種の処理速度や効率性を比較し、自分の用途に合ったiPhoneを選ぶ際に役立ちます。初心者にとっても、ベンチマークは性能の目安となり、選択の一助となる重要な指標です。

本章では、以下のシリーズでベンチマークを比較します。

それぞれのiPhoneについて、詳しくみていきましょう。今回比較したサイトは「cpu-monkey」で、ベンチマークは「Geekbench6」を使用しています。

iPhone15シリーズ

iPhone15シリーズには「Plus」と「Pro/Pro Max」があります。搭載されているSoC(チップ)が異なり、比較した結果は以下のとおりです。

機種 SoC CPU
シングルコア
CPU
マルチコア
iPhone 15 Pro A17 Pro 2952 7462
iPhone 15 Plus A16 Bionic 2531 6299

シングルコアとマルチコアの違いは、以下のとおりです。

シングルコア性能 マルチコア性能
定義 CPUの1つのコアが持つ処理能力 複数のコアを使って作業を効率的に行う能力
重要性 一つのタスクを高速で処理する必要がある場合に重要 マルチタスクやビデオ編集など、複数のプロセスを同時に動かす必要がある場合に重要
特徴 一つのコアを使用するタスクで高性能を発揮 多くの作業を同時に効率的に処理し、全体性能が向上

同じ15のモデルでも、SoCが異なると性能に差が出ます。iPhone15を検討していて、かつ性能を重視している方は、iPhone15 Proがおすすめです。

iPhone14シリーズ

iPhone14シリーズには「Plus」と「Pro/Pro Max」があります。搭載されているSoC(チップ)が異なり、比較した結果は以下のとおりです。

機種 SoC CPU
シングルコア
CPU
マルチコア
iPhone 14 Pro A16 Bionic 2531 6299
iPhone 14 Plus A15 Bionic 2245 5402

iPhone14は、最新モデルであるiPhone15の登場によって値段が下がっています。最新モデルほどのハイスペックを求めていないが、機能性が欲しい方は、iPhone14がおすすめです。

iPhone12/13シリーズ

iPhone12と13には、それぞれA14 BionicとA15 Bionicが搭載されています。性能の違いは、以下のとおりです。

機種 SoC CPU
シングルコア
CPU
マルチコア
iPhone 13 Pro A15 Bionic 2245 5402
iPhone 12 Pro A14 Bionic 2072 4689

※iPhone13シリーズのチップはすべてA15 Bionic。

一世代異なるだけでも、大きく性能が異なります。ただし、性能が劣るとはいえiPhone12の機能も十分です。

コストパフォーマンスを求めるならiPhone12、機能性を求めつつ、iPhone14/15のような新型モデルを求めていない場合はiPhone13がおすすめです。

iPhoneのCPUを考えたときのおすすめ機種は?

iPhoneのCPU性能は、最新モデルほど向上していますが、価格もそれに比例して高くなる傾向にあります。新しいモデルが次々に登場する中、最新モデルを常に追いかけると費用がかさみます。そこで、コストパフォーマンスに優れたモデルの選択が重要です。

推奨するのは「iPhone11」シリーズです。iPhone11のCPUはA13 Bionicを搭載しており、そのベンチマークスコアは非常に高い水準です。例えば、iPhone XR(CPUはA12 Bionic)と比較しても、性能面で大きな進歩が見られます。

機種 SoC CPU
シングルコア
CPU
マルチコア
iPhone 11 Pro A13 Bionic 1710 3599
iPhone XR A12 Bionic 1286 2353

iPhone11は、既に数世代前のモデルとなりますが、その性能は現代のアプリケーションやタスクに十分対応しています。

また、iPhone11シリーズのiOSサポート期間は、2025年秋までと予想されています。iOSサポートはまだ続くため、iPhone11でも十分にアップデートを受けられるでしょう。

中古市場では、比較的手頃な価格で入手可能です。各モデルはサイズ、カメラ性能、バッテリー寿命など異なる特徴を持っており、利用者の好みやニーズに応じて選ぶことができます。

性能と価格を考慮した場合、iPhone11シリーズは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

セカハンでコストパフォーマンスに優れた優良端末を探してみよう

iPhoneを選ぶ際にデザインや機能性を重視するのもよいですが、使い勝手を考えるのであればCPUにも注目しましょう。

CPUは古すぎるとiOSのサポートを受けられなくなる可能性があるため、その点も確認が必要です。SECOND HAND(セカハン)では徹底した検品をしたうえで販売しており、アフターサービスも万全の中古端末がさまざま取り揃えられています。

今回おすすめしたiPhone11シリーズもそのひとつです。興味がある場合はチェックしてみてください。

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