【iPhone】どの程度の傷まで下取り可能か解説! 価格はどう変わる?

新型のiPhoneに機種変更(買い換え)をしたくても高額なので、下取りサービスを利用する人が増えています。下取りが利用できれば、新品が実質的に割引となるからです。ただ、傷の付いたiPhoneを下取りしてもらえるのか心配な人もいるでしょう。そもそも、iPhoneの下取りサービスを知らない人も多いのです。この記事では、iPhoneの下取りサービスの基本について説明しながら、下取りが断られるケースや断られた場合に使える方法について紹介します。

Apple公式やキャリア各社の下取りサービスについて

iPhoneを機種変更(買い換え)をするとき、それまで使ってきたiPhoneを中古品として下取りしてもらえれば、新品のiPhoneが安く手に入れられます。ただし、携帯電話キャリア各社ごとに、下取りの条件が異なり、メーカー店舗のAppleストアでも扱いが違います。iPhoneの下取りサービスの基本について理解しておきましょう。

傷があっても下取り可能

結論からいいますと、今まで使ってきたiPhoneに多少の傷や汚れがあっても、下取りを受け付けてもらえます。基本的には、使ってきた年数で通常ついておかしくない程度の細かい傷や、ちょっとした塗装の剥がれなどの場合は、満額で下取りをしてもらえる可能性もあります。ただし、明らかに目立つ深い傷は、破損扱いになるなどで減額の対象になりえますので注意してください。下取り価格は、Apple公式あるいは各キャリアで異なります。

たとえばiPhone 13で最上位機種の「iPhone 13 Pro Max」の最高下取り額(満額査定)の目安は、Apple公式で103,000円、NTTドコモで130,000円、auで70,400円、ソフトバンクで58,800円、楽天モバイルで89,400円となっています。「iPhone 13 Pro」ですと、Apple公式で86,000円、NTTドコモで128,000円、auで66,550円、ソフトバンクで55,200円、楽天モバイルで81,590円です。標準的な「iPhone 13」は、Apple公式で62,000円、NTTドコモで80,000円、auで55,550円、ソフトバンクで44,400円、楽天モバイルで60,650円などとなっています。ただし、下取り額の目安を算出している条件が各社ごとに異なりますので、目安が高額だからといって必ず高く下取りしてもらえるとは限りません。

画面割れや破損は減額対象

通常の経年劣化では起きないような深い傷や画面割れ、ヘコミなどがあっても、下取りは受け付けてもらえます。ただし、破損として扱われて、下取り額が大幅に減額される可能性が高いので注意が必要です。

破損として扱われる下取り品の場合、Apple公式では減額査定という扱いがそもそもなく、均一で100円(ほぼゼロ円)になってしまいます。一方、携帯キャリア各社では、破損品は減額査定という扱いがありますが、査定内容は各社ごとに異なります。たとえばNTTドコモの場合、iPhone 13(メモリ128GB)の「画面割れ品」の下取り目安は2万100円ですが、auの場合は13,200円、ソフトバンクでは13,320円、楽天モバイルは15,800円です。なお、新しい機種ほど下取りの満額査定と減額査定の場合とで、金額の差が大きくなる傾向があります。数万円単位の減額になることもありますので、注意しましょう。すでに破損してしまったものは仕方ありませんが、普段から破損防止のためにiPhoneケースを使っておく習慣も、長い目で見れば大切な心がけです。

傷以外にも下取り条件がある

ちょっとした傷であれば、下取りを受けることには問題ありません。もっと気にすべき下取りサービスの適用条件がいくつかあります。まず、下取りサービスが受けられるのは、1台の購入に対して1台までです。つまり、中古品と新品を交換してもらうイメージといえます。また、盗品などではなく、正規に購入された端末でなければならないことは言うまでもありません。携帯キャリア他社で購入した場合でも下取りを受け付けてもらえますし、むしろ携帯キャリア乗り換え(MNP)の場合の方が、より高額で下取りしてもらえることも珍しくありません。

また、電源が入らない、あるいはネットワーク利用制限がかかっているなど、端末として使えないものは下取り不可になるのが原則ですが、機能不良品などとして比較的低額で下取りしてもらえる可能性はあります。このほか、下取り条件の細かい適用条件は各社で異なりますので、事前に公式サイトを確認したり、ショップに問い合わせたりしておくと安心です。

下取りされないiPhoneはどうなる?

Apple公式では、下取りの査定が比較的厳しく、電源の不具合、画面やケースの亀裂、タッチパネルが無反応、バッテリーの膨張などがあると、下取りの対象外とみなされるケースがよくあります。もしApple公式での下取りが難しそうなら、条件が緩い携帯キャリア会社に査定してもらうのがおすすめです。そこでも下取りの対象にならないものは廃棄(リサイクル)の対象となります。iPhone端末は個人情報の塊ですし、部品の中に貴重なレアメタルも含まれていますので、普通の不燃物(家庭ゴミ)として捨ててはいけません。適切な廃棄方法がわからなければ、携帯キャリア各社に処分を依頼するといいでしょう。

買取業者に売る方法もある

場合によっては、下取りよりも中古品買取業者に相談した方が高額で買い取ってもらえる場合があります。たとえばiPhone13 Pro Max(メモリ1TB)の最高下取り額は、Apple公式で10万3000円、auで7万400円であるのに対し、買取なら13万円程度になることも珍しくありません。需要が大きい人気機種ほど、業者は高額で買い取ってでも在庫を確保しておきたいからです。美品ならかなり得をする場合があるので、一度買取査定をしてもらうといいでしょう。特に中古のiPhoneを現金に換えたいときには、買取業者の方が話が早いです。iPhone下取りの場合、Apple公式ではギフトカードに、携帯キャリアは各社のポイントに還元するため、そもそも現金に換えることを想定していないのです。

傷が少ない美品なら中古売買も検討しよう

まず、iPhoneの下取りは、多少の傷があっても受け付けてもらえる場合がほとんどです。経年劣化の範囲内なら、「良品」と判断されて高額査定がでることもあるでしょう。1~2年ごとに買い換えるなら特に高額な下取りを期待できるので、最新機種への買い換えを検討してもいいでしょう。ただし、下取りだけが全てではありません。機種や条件によっては、中古買取業者に売るほうが得をすることもあります。

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