iPhoneはほかの機種と比べ、搭載されているカメラの性能が良いことで定評があります。品質の良い写真を撮りたいからiPhoneを選ぶという人も多いのではないでしょうか。カメラ性能はシチュエーションや求める画質などによってさまざまです。そこで今回は、iPhoneをカメラ重視で選ぶならどの機種がおすすめなのか、ランキング形式で紹介します。
レンズの数で差が付くiPhoneのカメラ性能
iPhoneにはカメラレンズの数が1個のものから3個のものまであります。カメラ性能はレンズに数によって異なるため、まずはカメラが何個ついているのかをチェックすることが大切です。カメラレンズの数が多い方が、画質を劣化させずに画角の異なる写真を撮影できるからです。
たとえば、カメラレンズが1個の機種はシングルカメラといい、広角レンズのみが搭載されています。シングルカメラでもちょっとした記念撮影などで使用するのであれば何の問題もありません。しかし、本格的な風景写真を撮りたい場合などでは、画質の点で不満を感じる可能性があります。
カメラレンズが2個搭載されている機種がデュアルカメラです。iPhoneのデュアルカメラの場合、搭載されているのは広角レンズと超広角レンズです。超広角レンズが搭載されているため、風景をダイナミックに撮影することや、大人数を一枚の写真に収めることができます。
トリプルカメラとは、カメラレンズが3個搭載されている機種です。iPhoneのトリプルカメラは広角レンズと超広角レンズに加え、望遠レンズを搭載しています。そのため、遠くの風景でも鮮明に撮影できるのが特徴です。
写真がきれいな機種ランキング
ここからは、撮影できる写真の美しさを基準に、それぞれの機種をランキング形式で解説します。
画質の良さランキング
まずは画質の良さを基準にランキング形式で紹介しましょう。iPhoneにはどの機種にも背景をぼかして被写体を浮きだたせるなど、被写界深度を調整できるポートレードモードが搭載されています。画質の差はメインカメラの解像度やスマートHDRのバージョン、Bionicチップのバージョンの組み合わせなどで決まります。今回は、搭載されているカメラ機能とイメージセンサーの性能で各機種をランク付けしました。
1位「iPhone14 Pro/ProMax」
2位「iPhone14」
3位「iPhone13 Pro/ProMax」
最も画質が良いのはiPhone14 Pro/ProMaxです。この機種はメインに48MP(4800万画素)の広角レンズを搭載しています。さらに、超広角カメラと望遠カメラも搭載しているトリプルカメラです。また、イメージセンサーにはクアッドピクセルセンサーを採用しています。そのほか、何が写っているかを機械が自動で認識してくれるスマートHDR4を搭載、チップはA16 Bionicチップとなっています。
スタンダードモデルであるiPhone14はiPhone14 Pro/ProMaxほどではないものの、十分なカメラ性能を備えています。iPhone14はデュアルカメラで望遠カメラは搭載していません。メインカメラの画素数は12MPですが、iPhone14 Pro/ProMaxと同じくスマートHDR4を搭載、チップはA15 Bionicチップです。
iPhone13 Pro/ProMaxはiphone13のアップグレードモデルです。画素数はiPhone14と同じ12MPとなっており、iPhone14やiPhone14 Pro/ProMaxと同じくスマートHDR4を搭載しています。チップもiPhone14と同じA15 Bionicチップです。ただし、iPhone14のメインカメラのFナンバーが1.5であるのに対し、iPhone13 Pro/ProMaxは1.6です。さらに、ピクセルサイズもiPhone14が1.9umであるのに対し、iPhone13 Pro/ProMaxは1.7umです。このことから、明るさの面では少しiPhone14に劣ります。
夜景写真の美しさランキング
iPhoneはiPhone11以降に発売されたモデルではiPhoneSE(第3世代)を除くすべてのモデルでナイトモードを搭載しています。ナイトモードでは複数枚の写真を撮影して色や明るさ、ノイズなどの処理を行うため、チップの性能が写真の美しさの分かれ目になります。また、夜間は手振れの影響も受けやすいため、補正機能も重要なポイントです。ここでは、カメラの画素数、チップの性能、手振れ補正機能の観点から性能の良い順に紹介します。
1位「iPhone14 ProMax」
2位「iPhone14 Pro」
3位「iPhone13 ProMax」
先述したように、iPhone14 ProMaxの画素数は48MP、チップはA16 Bionicチップを搭載しています。さらに、第2世代センサーシフト式の手振れ補正機能もあります。そのため、ほかの機種と比較して最も夜景撮影に向いているといえるでしょう。
iPhone14 ProもiPhone14 ProMaxと同等のカメラ性能を有しています。ただし、iPhone14 ProはiPhone14 ProMaxよりも画面が小さく電池持ちも悪いです。そのことから、使い勝手の面ではiPhone14 ProMaxに少し劣ります。
iPhone13 ProMaxは画素数が12MP、チップがA15 Bionicチップです。手振れ補正機能は一世代前のセンサーシフト式となっています。このことから、iPhone14 ProMaxやiPhone14 Proに比べると、どうしても少し性能が劣ります。
マクロ撮影の美しさランキング
iPhoneシリーズでマクロ撮影に対応しているのは、iPhone13 Pro/ProMaxとiPhone14 Pro/ProMaxのみです。それ以外の機種の場合、被写体に近づいて撮影するとどうしても画像がぼやけてしまいます。マクロ撮影における写真の仕上がりのポイントとなるのは、解像度とチップの性能です。最後に、マクロ撮影の際のおすすめ機種をランキング形式で紹介します。
1位「iPhone14 Pro/ProMax」
2位「iPhone13 Pro/ProMax」
ここまで述べてきたように、iPhone14 Pro/ProMaxとiPhone13 Pro/ProMaxを比較した場合、やはり解像度とチップの性能の両面でより高性能なのはiPhone14 Pro/ProMaxです。そのため、マクロ撮影ができる両者を比較すると、より向いているのはiPhone14 Pro/ProMaxということになります。
カメラ以外のスペックとのバランスも大事
カメラ性能も気になるポイントですが、スマホの用途はカメラだけではありません。カメラ以外で使用することが多い場合には、サイズや重量、使い勝手にも注目する必要があるでしょう。
たとえば、カメラ機能だけを見た場合、2022年12月現在で最も優れているのはiPhone14 ProMaxです。しかし、iPhone14 ProMaxはスマホとしてはサイズが大きく、重量も重いです。片手で持ちながらアプリをタップするときなど、手が小さい人は使いづらいかもしれません。カメラ機能だけで選んでしまった場合、普段使い用に別の機種が必要になる可能性もあります。
使いこなせる範囲でカメラ性能の高い機種を選ぼう
搭載されているカメラが高性能でも、それを使いこなせなければ宝の持ち腐れです。使い心地を知るために、まずは中古のiPhoneを使ってみるのもよいでしょう。状態の良い中古のiPhoneを探すなら、人気の中古端末ショップであるセカハン(SECOND HAND)がおすすめです。一度サイトを訪れて、欲しいものがあるかどうか探してみてはいかがでしょうか。