円安の影響もあり、iPhone購入に踏み出せない人もいるのではないでしょうか。もしiPhone購入を迷っている方ならiPhoneSEがおすすめです。iPhoneの中でも比較的手の出しやすいお値段が魅力のiPhoneSEですが、第2世代、第3世代とあり、どちらを選べばいいのか迷ってしまう人も多いことでしょう。同じように見える第2世代、第3世代のiPhoneSEですが、この記事中ではその違いを比較し解説します。
iPhoneSEを搭載プロセッサで比較
スマホを選ぶ際に重要になるのがCPUですが、（ちなみにCPUとは、Central Processing Unitの略で、スマホのさまざまな処理を担う、言わば脳のようなものです）iPhoneSEを搭載プロセッサで比較してみると、第2世代のiPhoneSEではCPU「A13 Bionic」に対し第3世代のiPhoneSEでは「A15 Bionic」のチップが使用されています。第2世代で使われているものは、iPhone11Proと同様のもので、第3世代ではiPhone13/13Proと同じものが搭載です。このCPUの違いによって、第3世代ではアプリの読み込みが早く行われ、グラフィック性能が最大1.2倍速くなっています。
見た目や画面サイズ、ディスプレイや本体のサイズには変わりはなく、第3世代は第2世代より4g軽量という違いがありますが、CPUは高性能コア2つと高効率コア4つ、GPUはコア4つと同様の数です。しかし、8コアNeural Engineから16コアNeural Engineに変わったことで、機械学習の速度の高速化が可能となりました。メモリ（RAM）は3GBから4GBに多くなったことで、アプリやソフトをたくさん起動することが実現できます。高負荷の掛かる動画やゲームもより楽しむことが可能です。
第3世代では、動画再生時間は最大13時間と、第2世代と比較して2時間長く再生でき、A15 BionicとiOS16との連携により、バッテリーの駆動時間が上がっています。音楽の再生時間は最大15時間と、10時間長く音楽再生を楽しむことが可能です。
iPhoneSEを通信性能で比較
通信性能ですがiPhoneSE第2世代では4Gだったのが、第3世代では5Gが利用可能となりました。この4Gや5Gとは移動通信システムのことを指しますが、(5Gは5th Generationの略称)この5Gの普及により、第2世代の4Gから約20倍という通信速度の飛躍的な向上が可能となっています。わずか数秒で動画やアプリのダウンロードを可能にし、大容量の動画であっても長時間の時間を待つ必要がなくなりました。
5Gになったことにより、第2世代と比較すると、多くのデバイスの接続が可能です。その数は4Gの約10倍にもなります。その種類も家電やウェアラブルデバイスといったモバイル端末のみにとどまらず、多数のデバイスをネットワークに接続できるのが魅力ではないでしょうか。そして何より、通信の安定性です。通信遅延がごく僅かになり、4Gの時よりも10分の1の遅れで済むので快適な利用ができます。クラウドゲームでの遅延の心配を必要とせずにプレーに集中し楽しめるのではないでしょうか。
iPhoneSEをカメラ性能で比較
iPhoneSEの第2世代と第3世代を比較する際に知っておきたい機能のひとつがカメラ性能です。撮影によりますが、スマホカメラで十分な方も多いのではないでしょうか。この段落では、2つの世代のiPhoneSEのカメラ性能を比較し、解説していきます。
光学的な特性を比較
iPhoneSEカメラの光学的な特性の比較として、メインカメラ（アウトカメラ）の画素数は1200万画素となっており、絞り値はf/1.8と第2世代も第3世代も共通です。フロントカメラ（インカメラ）は、700万画素の絞り値f/2.2とこちらも同様の仕様となっています。どちらも12MP広角カメラのシングルレンズです。光学的な特性だけで比較してみると、第2世代のiPhoneSEも第3世代のiPhoneSEもカメラ性能の違いはありませんでした。
画像処理性能で比較
iPhoneSEカメラを画像処理性能で比較すると、第3世代では、第2世代とは違い16コアNeural Engineの搭載により、機械学習を活用した画像処理を実現可能としています。第2世代と比較して追加された機能は主に3つです。まず1つ目はDeep Fusion機能が追加されました。こちらは機械学習を活用することでピクセル単位で画質を最適化できます。これにより光の量が低めでも繊細なディテールを押さえた写真を撮ることが可能です。
2つ目の機能のスマートHDR4は、最大4人の被写体別に異なるコントラストやノイズを自動で微調整してくれます。これによって、それぞれの明るさや肌の色の違いに関係なく最適な写真が撮れるようになったのが魅力のひとつです。3つ目のフォトグラフスタイル機能では、好みのプリセットを選ぶことで、自動的に被写体をパーツごとに画質調整してくれます。必要なところだけ調整してくれるので自然な写真のまま後から加工する手間なく自分好みの写真に仕上げることが可能です。
新たにiPhoneSE第3世代に追加された3つの機能はiPhone13シリーズにも搭載されており、iPhone13シリーズと同じ機能を使用できますが、超広角、光学2倍ズームは備えられておらず、ナイトモードやシネマティックモードには対応していません。
どこまでの機能が必要かに応じて決めよう
iPhoneSEは、基本的な機能を網羅しているため、iPhoneを初めて使う方にもおすすめの機種となります。第3世代は、プロセッサの進化により新機能も追加されていますが、自分の必要な機能に応じて選べば良いので、人によっては第2世代では不十分ということではありません。セカハンでは、状態の良い中古iPhoneが揃っていますので、より手ごろな価格で手に入れたいと思っている方は探してみてはいかがでしょうか。
