新品のiPhoneは価格が高いため、近年では中古品の人気が高まっています。ただし、中古品のiPhoneは「安く購入できる」「種類が豊富にある」といったメリットがある一方、注意したい点もあります。
そこで、本記事ではまずiPhoneを中古で買うのがおすすめな理由について説明。次に、iPhoneを中古で購入するときに注意したいポイントを解説します。
目次
iPhoneを中古で購入するときに注意したいポイント
中古のiPhoneは新品と比較して安く購入できますが、あらかじめ知っておかないと買ったあとに後悔してしまうこともあります。そこで、この段落ではiPhoneを中古で購入するときに注意したいポイントについて解説します。
赤ロムになっていないか
中古品のiPhoneを購入するとき「赤ロム」かどうかは必ずチェックしたいポイントです。赤ロムとは、「不正な契約で購入した」「通信料金が未払いだった」「盗難品だった」という理由によって、キャリアにネットワークの利用制限がかけられた端末のことです。
赤ロムを購入してしまった場合、何の予告もなく利用できなくなる可能性があります。個人で出品できるメルカリやヤフオクなどの個人間取引サイトでは、赤ロムが出品されている恐れがあるため特に注意が必要です。
基本的に中古市場で出回っているのは白ロムです。白ロムとは、前のユーザーの情報が完全に初期化されている端末のことをいいます。
購入前に可能であれば、下記の表に記載されているキャリアごとのページにアクセスして、IMEI番号をチェックし赤ロム確認を行うことが重要です。
キャリア | 赤ロムかどうか確認できるページのURL |
---|---|
docomo | http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php |
au | https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc |
SoftBank | https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icv |
楽天モバイル | https://network.mobile.rakuten.co.jp/restriction/ |
SIMフリーの端末か確認する
中古iPhoneを購入する際、その端末がSIMフリーかどうかを確認することも注意したいポイントです。SIMフリーの端末は、どの通信会社のSIMカードでも使用できるため、自由度が高くなります。
対して、キャリアロックがかかっている端末は特定の通信会社に縛られ、他社のSIMカードが使用できないため、自由度が限られます。例えばdocomoのSIMロックがかかったスマホはdocomoの回線しか使用することができません。格安SIMでもdocomoの基地局を使って運営していない会社のSIMカードには対応していないので注意しましょう。
※ちなみに
総務省の指導により2021年10月1日からSIMロックが廃止されました。そのため現在、大手キャリアであるau、docomo、SoftBankから発売されるスマホは全てSIMフリーです。2021年9月30日以前に発売されたスマホはSIMロックがかかっている可能性があるのでチェックが必要となります。
購入前には、端末のIMEI番号を通じて、その端末がSIMフリーであるか、もしくはどのキャリアにロックされているかを確認することが重要です。まず「設定」から「情報」をタップし、そこでIMEI番号を確認します。
そのIMEI番号を、キャリアの公式サイトや専用の確認ツールで入力することで、端末がSIMフリーかどうかを調べることができます。
メルカリやヤフオクなどの個人間取引で出品されているiPhoneには注意する
前述しましたが、メルカリやヤフオクなどのオンラインマーケットで個人間取引を行う際には、特に注意する必要があります。これらのプラットフォームでは、商品の品質や出品者の信頼性が一定ではないため、購入する前に出品者の評価や過去の取引履歴をしっかり確認することが重要です。
出品されている商品がいくら安くても、評価が低い人や良くないコメントが付いている出品者からの購入は控えた方がよいでしょう。
また、商品説明を入念に読み、本体の状態やバッテリーの健康状態、付属品の有無などを確認することも大切です。不明点があれば、購入前にプラットフォームのメッセージをやり取りできる機能を使って出品者に問い合わせることも大切です。
中古iPhoneのおすすめの購入場所は?
中古iPhoneを手に入れる方法は大きく分けて4つあります。購入場所によっては、独自のキャンペーンや割引を利用できることも。
しかし、それぞれの購入場所にはメリットとデメリットが存在します。(下記の表はそれぞれをまとめたものです。)
中古iPhoneのおすすめの購入場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
大手キャリアの認定リユース品の購入 | ・キャリアによって厳格な品質チェックが行われ、一定の品質基準を満たした商品が販売されている | ・新品の販売しかしていないため割引などがない |
リサイクルショップでの購入 | ・商品の状態を直接確認できるため、オンライン購入に比べてリスクが低い | ・店舗によって品揃えや価格が異なる |
フリマアプリでの購入 | ・比較的低価格で中古iPhoneを見つけられる | ・個人間取引のため、トラブルに発展する可能性がある |
ECサイトでの購入 | ・ECサイトは、購入者保護ポリシーを提供していることが多く、安心して取引可能 | ・実際に手にとって商品を確認できない |
大手キャリアの認定リユース品の購入
大手キャリアの認定リユース品を購入するのは、選択肢の一つとしておすすめです。これらの商品は、キャリアによって厳格な品質チェックが行われており、一定の品質基準を満たしています。
また、保証期間が設けられていることが多く、万が一のトラブルにも対応してもらえる可能性が高いです。キャリア店舗での購入は、安心感を重視するユーザーにとっては理想的な選択といえるでしょう。
リサイクルショップでの購入
リサイクルショップでの購入も、中古iPhoneの購入には良い選択肢です。店舗によっては、商品の状態を直接確認できるため、オンライン購入に比べてリスクが低くなります。
また、多くのリサイクルショップでは、一定期間の保証や返品ポリシーが提供されていることが一般的です。ただし、店舗によって品揃えや価格が異なるため、複数の店舗を比較検討した方がいいでしょう。
フリマアプリでの購入
フリマアプリを利用した購入は、比較的低価格で中古iPhoneを見つけられます。メルカリやラクマなどのアプリでは、個人間での直接取引が行われています。これにより、キャリアなどで買う場合と比べて手数料が安くなり、お得な価格で商品を見つけることが可能です。
しかし、出品者の信用度や商品の状態を自分で確認する必要があり、詐欺や不具合のある商品を購入しないように注意することが重要です。また、他の購入先と比較して保証などはないため、安く購入できますがリスクが高い購入先となります。
ECサイトでの購入
ECサイトを通じての購入も一つの選択肢です。Amazonや楽天市場などの大手ECサイトでは、多くの中古iPhoneが出品されており、豊富なモデルが揃っています。これらのサイトは、購入者保護ポリシーを提供していることが多く、安心して取引することができます。
また、中古iPhoneを専門に扱っているECサイトも存在します。その中でもおすすめは、中古iPhoneやiPadなどのApple製品を中心に扱う「セカハン」です。25項目に及ぶ検品項目でテストしてから、実際に販売されていて、取り扱う商品は全てSIMフリーです。
また、保証期間が1年と長く、一般的な中古ショップの4倍の長さです。さらに、万が一トラブルが起きたときにアフターサービスを受けられるiPhone修理アイサポが全国各地に300店もあります。
iPhoneの中古品を購入するメリット
iPhoneの中古品を購入する人が増えていますが、その背景には4つの理由が存在します。
多くの人がこの購入方法を選ぶのは、価格を安く抑えたい、キャリアを自由に選びたいためです。ここからは下記の4つのメリットを具体的に解説します。
iPhoneの中古品を購入するメリット
iPhoneが安く手に入る
中古iPhoneを購入する最大のメリットは、新品に比べてかなり安価に手に入れることができる点です。特に最新モデルが発売された後は、一世代前のモデルが中古市場に多く出回り、価格が大幅に下がります。
これは、特に予算を抑えたいユーザーや最新モデルにこだわらないユーザーにとって大きなメリットです。2023年9月に発売された最新モデルのiPhone15は安い機種で「124,800円」と高価であり、気軽に購入することはできません。
しかし、古い機種(中古の機種)は最新機種と比較して価格が手頃になっており、初めてのiPhoneとして、または2台目のスマホとして購入するのに最適です。
セカハンで販売している 中古iPhoneのモデルの例 |
販売価格 |
---|---|
iPhone13 | 96,300円〜 |
iPhone12 Pro | 98,100円〜 |
iPhone12 mini | 54,100円〜 |
iPhone11 Pro | 64,600円〜 |
iPhone11 | 54,900円〜 |
iPhone XS | 39,400円〜 |
iPhone XR | 34,100円〜 |
iPhone X | 32,900円〜 |
※2023年11月時点の価格
上記機種以外もさまざま中古iPhoneを取り扱っています。ぜひ一度ご確認ください。
また、iPhoneを安く購入するタイミングについて詳しく解説した記事もあります。ぜひ合わせてご一読ください。
キャリアを自由に選べる
中古iPhoneの多くはSIMフリーのモデルであり、これにより自分が好きなキャリアを自由に選択することが可能です。ユーザーは自分の好きな通信会社やプランを選択できるため、通信コストを節約したり、海外旅行時のローミング利用が簡単になります。
格安キャリアで通信の契約をすれば、月々の通信費を大幅に抑えることが可能です。大手キャリアと同様に格安キャリアでも、オンライン購入限定でのキャンペーンを実施しています。
単月の通信費の目安
格安SIM:2,000〜5,000円
初期費用も大手キャリアに比べて安く、短期間の契約や解約が容易です。しかし、通信速度やエリアが限定されることがあるため、利用シーンや地域によっては不便を感じることがあります。
機種が豊富
中古市場では、現行モデルだけでなく、過去のモデルも豊富に取り揃えられています。これにより、特定の機能やデザインを好むユーザーも自分の希望に合ったiPhoneを見つけることが可能です。
例えば、ホームボタンつきで指紋認証を好むユーザーや特定のカメラ機能を重視するユーザーなど、様々なニーズに応えることができます。
中古品ではなく型落ちを購入するという選択肢もある
iPhoneを安く購入したいとき、中古品だけでなく型落ちの新品を選択するという方法もあります。型落ちiPhoneの購入は、新品を購入したいが、最新モデルにこだわらないユーザーにとって魅力的な選択肢となります。
型落ちのiPhoneとは、最新モデルの登場に伴い、市場価値が下がった旧モデルの新品を指します。これらの端末は、未使用の状態で販売されており、中古品にありがちなバッテリーの劣化や小さな傷などの問題がありません。また、新品であるため保証が付いていることが多く、アフターサービスも充実しています。
価格面では、最新モデルよりも手頃な価格で購入できることが多いのが特徴です。特に新しいモデルが発売された後は、旧モデルの価格が大きく下がり、お得に購入することが可能になります。技術的にも1〜2世代前のモデルであれば、高性能な機能を備えていることが多く、普段使いには十分です。
型落ちのiPhoneを購入することは、予算に限りがあるが新品の品質を求めるユーザーや、最新モデルの追加機能に大きな価値を見出さないユーザーに特におすすめです。
iPhoneの中古品購入は良質な端末を厳選したセカハンで
iPhoneの中古品は新品と比べて、格安でお得です。ただし、赤ロムや端末の劣化など注意しなくてはならない点があります。
そこで、おすすめしたいのが中古端末販売の「SECOND HAND(セカハン)」です。質のよい中古品だけを厳選して販売しているため、ありがちなトラブルがほぼありません。さらに、iPhone修理サービス「アイサポ」によるアフターサービスも充実。1年間の保証もついているため、安心して購入することができます。