中古で買ったiPhoneのSIMロックを解除するには?

中古でiPhoneを購入できればお得ですが、SIMロックがかかったままでは携帯電話として利用できません。そのため、中古iPhoneのSIMロックの解除に悩む人は多いようです。中古iPhoneのSIMロックを解除するためには、さまざまな条件を満たしている必要があります。そこで、今回は中古iPhoneのSIMロックを解除する方法を各キャリアごとにわかりやすく解説します。

そもそもSIMロックされている意味は?

2015年のSIMロックの義務化以来、SIMロックは大きく2つの目的のために利用されていました。これは同じキャリアのSIMカードのみを利用するように制限をかけるためです。具体的には、「機種代金の未払いや端末の転売、詐欺行為などの防止」「他社への顧客流出防止」が目的となっていました。ただ、総務省が2021年10月1日以降はSIMロックを原則禁止にすることを発表しています。そのため、それ以降に中古iPhoneを購入したものについては、SIMロックがかけられていない状態です。また、禁止される以前の中古iPhoneでSIMロックがかけられているものに関しても、無料で解除することができます。

中古iPhoneのSIMロック解除方法

2021年10月以前に中古ショップなどで販売されているiPhoneは、SIMロックがかけられたままのものがあります。そのため、携帯電話として使用するのであれば、販売キャリアにSIMロックの解除手続きを依頼しなければなりません。そこで、こちらでは各キャリアでのSIMロック解除方法を解説します。

各キャリア共通の条件

各キャリアで共通している条件があるので紹介します。SIMロック解除の対象は2015年5月以降(auは4月23日以降)の発売機種のみで、iPhone6までは解除することができません。また、端末代金が完済しており、クレジットカード払いのもの、販売から100日以上が経過しているものが対象です。さらに、おまかせロック、アクティベーションロック、ネットワーク利用制限がかかっていない中古iPhoneであることも条件となっています。このすべての条件を満たしている中古iPhoneのみ、各キャリアの窓口でSIMロック解除の手続きが可能です。

ドコモのSIMロック解除

SIMロック解除の手続きは「ドコモオンライン手続き」「151」「ドコモショップ」のいずれかで可能です。依頼の受付条件についてはドコモのホームページを参考にしましょう。ドコモ契約者はすべての方法で解除ができます。ただ、オンライン、151の場合は機種によって受け付けているものといないものがあり、受け付けているものでも電話の場合は3300円の解除費用が必要です。ドコモショップでのSIMロック解除は機種・条件によって有料・無料が異なります。

ドコモの契約を解除済の場合は電話での解除依頼は受け付けていません。そのため、オンラインもしくはドコモショップのみでの解除依頼となります。オンラインは依頼できる機種が限定されており、ドコモショップでは対象機種であればすべて解除可能です。機種によって3000円(税抜)の解除料がかかります。オンラインで自分で解除する場合、dアカウントが必要なのであらかじめ作成しておきましょう。dアカウントで専用webサイトにログインし、自分で解除を行う場合はIMEI(製造番号)が必要です。あらかじめ、電話アプリで「*#06#」と入力して確認してメモしておくとスムーズに解除を進められます。

auのSIMロック解除

au携帯電話を購入した際に、SIMロック解除も依頼する場合は「au取扱店」でも可能です。SIMロック解除をしたい中古iPhoneと本人確認書類を持っていきましょう。解除手数料が無料の場合と3000円(税抜)がかかる場合があります。自分で解除する場合は「My auアカウント」を作成してからSIMロック解除専用ページにログインしましょう。IMEI(製造番号)が必要なので、電話アプリで「*#06#」と入力し、あらかじめメモしておくのがおすすめです。SIMロック解除の手続きを21時30分以降に行った場合(それ以前の時間帯でも混雑している場合)は、翌日9時以降に手続きが完了します。SIMロック解除後は再起動・アクティベートで、simフリーでの利用が可能です。

SoftBankのSIMロック解除

中古iPhoneのSIMロック解除は、ソフトバンクユーザー以外は「ソフトバンクショップ」のみでの手続きとなります。ショップでの解除手続きをする際には手数料3000円(税抜)が必要です。2019年9月13日以降に契約をしたソフトバンクユーザーであれば、「My SoftBank」からオンラインでの解約ができます。初回のみ本人確認書類が必要なので、あらかじめ手元に置いておきましょう。

UQモバイルのSIMロック解除

UQモバイルの中古iPhoneの解除は、2016年7月にMVNO初iPhoneとして発売されたUQモバイルの手続き先になる可能性があります。SIMロック解除をするためには「UQお客様センター」に電話して解除依頼をしなければなりません。UQお客様センターの電話受付は9~21時までなので、時間帯に注意して依頼しましょう。また、SIMロック解除は手数料3000円(税抜)が必要です。

ワイモバイルのSIMロック解除

ワイモバイルのiPhoneは2016年3月以降に発売開始されているため、中古iPhoneを購入した場合は解除手続き先になる可能性があります。SIMロック解除をするには、ワイモバイルショップで依頼しなければなりません。そのため、近くに店舗がない場合は手間がかかる可能性があります。また、SIMロック解除をするためには手数料3000円(税抜)が必要です。

中古iPhoneのSIMロックは解除できる!

中古で購入したiPhoneにSIMロックがかかっている場合でも、販売したキャリアで解除依頼ができます。ただ、解除できるのはiPhone6以降の機種に限定されているので、購入する際には注意しましょう。解除手続き方法は各キャリアによって異なりますが、キャリアの店舗もしくはオンライン、電話いずれかで可能です。中古iPhoneを購入する際にSIMロックが心配な場合は、simフリーの記載があるものを購入しましょう。

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