「SIMフリーのiPhoneはどこで購入すればよいのか？」
「SIMフリーのiPhoneって何がよいの？」
このような疑問を抱えている方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。国内では数多くの店舗やオンラインショップでSIMフリーのiPhoneを購入することができますが、独自のメリットやデメリットがあります。
この記事では、SIMフリーのiPhoneを購入できる場所や、購入時の注意点を詳しく解説します。最適な購入場所を知りたい方や購入前に確認すべきことを知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそもSIMフリーとは？
SIMフリーとは、特定のキャリア（auやdocomoなど）にロックされていないスマートフォンや携帯電話などの端末を指します。従来のキャリア携帯は、購入したキャリアのSIMカードのみ使える仕様となっていました。
しかし、SIMフリー機種はどのキャリアのSIMカードでも利用可能です。そのため、異なるキャリア間での乗り換えが容易となり、自由に通信料金プランを選択できるメリットがあります。
特に、国外旅行時に現地のSIMカードを挿入して利用するケースも増えています。さらに、SIMフリーの普及により、ユーザーは自分のニーズに合わせて格安SIMを選ぶことも可能となりました。
これにより、月々の通信費を大幅に削減できるという経済的なメリットも生まれています。また、端末の選択肢も増え、自分の好きなデザインや機能を持った機種を選べるのも大きな魅力です。
このように高額な通信費から解放されることで、他の生活費に充てることが可能になります。iPhoneを安く買うコツをまとめた記事もあるので、ぜひ合わせて確認してください。
SIMフリーのiPhoneはどこで買えるのか？
SIMフリーのiPhoneを手に入れる方法は大きく分けて6つあります。購入場所によっては、独自のキャンペーンや割引を利用できることも。
しかし、それぞれの購入場所にはメリットとデメリットが存在します。（下記の表はそれぞれをまとめたものです。）
| SIMフリーiPhoneが購入できる場所 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| Apple公式ストアでの購入 |
・発売日当日に店頭で購入が可能 ・Apple公式の保証サービスやサポートを受けられる |
・新品の販売しかしていないため割引などがない |
| 大手キャリアでの購入 |
・キャンペーンや割引が豊富に用意されている ・ネットワークを利用する場合、通信が安定していて速度が早い |
・ネットワークを利用する場合、2年縛りなどの契約制約がある |
| 格安キャリアでの購入 |
・格安キャリアで通信の契約をすれば、月々の通信費を大幅に抑えられる |
・ネットワークを利用する場合、通信が不安定な地域や時間帯がある |
| 家電量販店での購入 |
・店舗での実機確認やスタッフとの対面での相談が可能 ・店舗独自のキャンペーンやサービスがある場合がある |
・不要なサービスの営業を受けることがある |
| 中古での購入 |
・最も安く手に入る |
・品質にばらつきがある |
ここからは主な購入場所とその特徴を詳しく解説していきます。
Apple公式ストアでの購入
Apple公式ストアでの購入は、新作の発売日当日に店頭で購入できることがメリットです。実店舗とオンライン両方で販売されており、新品の最新モデルを確実に手に入れることができます。また、Apple公式の保証サービスやサポートを最大限に受けられる点も魅力です。
しかし、価格面でのメリットは他の購入方法と比較して少なく、キャンペーンやセールがあるわけではありません。その分、一括購入であれば大手キャリアと比較して8,000円程度安い価格で購入することができます。
大手キャリアでの購入
大手キャリアでの購入は、キャンペーンや割引が豊富に用意されている点が魅力的です。新規契約や機種変更時に、大幅な割引やキャッシュバックを受けられます。
また、キャリアのネットワークを利用する場合、通信の安定性や速度の面でのメリットが得られます。しかし、2年縛りなどの契約制約があるため、自由度はやや低くなります。
※ちなみに
総務省の指導により2021年10月1日からSIMロックが廃止されました。そのため現在、大手キャリアであるau、docomo、SoftBankから発売されるスマホは全てSIMフリーです
特に大手キャリアはオンライン購入限定でのキャンペーンを実施している場合も多いですが、よく商品のスペックやレビューなどを確認した上で購入を検討しましょう。
格安キャリアでの購入
格安キャリアでもSIMフリーのiPhoneを購入することができます。また格安キャリアで通信の契約をすれば、月々の通信費を大幅に抑えることが可能です。大手キャリアと同様に格安キャリアでも、オンライン購入限定でのキャンペーンを実施しています。
初期費用も大手キャリアに比べて安く、短期間の契約や解約が容易です。しかし、通信速度やエリアが限定されることがあるため、利用シーンや地域によっては不便を感じることがあります。
家電量販店での購入
家電量販店では、店舗での実機確認やスタッフとの対面での相談が可能です。オンラインでも購入はできますが、店舗で購入した方がキャリアの選び方やプランの相談など、詳しい情報を直接聞くことができます。また、店舗独自のキャンペーンやサービスが利用できる場合もあります。
iPhoneに関わる不要なサービスの営業を受ける場合があります。また、その他、店舗で扱っている商品（ウォーターサーバーなど）の営業を受けることもありますので、苦手な人におすすめしません。
中古での購入
中古での購入は、大幅なコストダウンを実現する最も効果的な方法です。しかし、中古品のため品質にばらつきがあり、購入前の確認が重要です。信頼性の高いショップを選ぶことで、品質の良い商品を安く手に入れることができます。
オンライン、実店舗どちらも中古でSIMフリーiPhoneを購入することができます。オンラインでは中古iPhoneを専門に取り扱っているECサイトがあります。また、実店舗で購入する場合は、中古品販売店や中古の家電量販店で取り扱っています。
その中でもおすすめの中古ショップは「セカハン」です。25項目に及ぶ検品項目でテストしてから、実際に販売されていて、取り扱う商品は全てSIMフリーです。また、保証期間が1年と長く、一般的な中古ショップの4倍の長さです。さらに、万が一トラブルが起きたときにアフターサービスを受けられるiPhone修理アイサポが全国各地に300店もあります。
SIMフリーiPhoneを購入するメリット
SIMフリーiPhoneを購入する人が増えていますが、その背景には3つの理由が存在します。
多くの人がこの購入方法を選ぶのは、キャリア契約の自由度や選択肢の幅を広げるためです。ここからは下記の3つのメリットを具体的に解説します。
SIMフリーiPhoneを購入するメリット
好きな店舗で購入できる
SIMフリーのiPhoneは、先述の通りさまざまな店舗やオンラインショップで購入することができます。これにより、価格比較やキャンペーン情報をもとに、最もお得な場所を自分で選んで購入することができるのです。
また、地元の家電量販店や信頼のおけるオンラインショップを選択することで、安心して取引を行うことができます。
自由にキャリアを選べる（月々の通信費が安くなる）
SIMフリーのiPhoneを持っていれば、自由に好きなキャリアを選んで契約できます。特に、格安SIMを選ぶことで、月々の通信費を大幅に節約することが可能です。これにより、2年間の通信費を合計すると、数万円の節約が期待できることも。
自分の通信量や利用目的に合わせて、最適なプランを選択しましょう。通信容量などのプランにより料金は変動しますが、おおよその目安として、大手キャリアと格安SIMでは下記のように異なります。
大手キャリア：4,000〜8,000円
格安SIM：2,000〜5,000円
好きな端末を購入できる
キャリアの制約に縛られずに、自分の好きなiPhoneのモデルや色、容量を選ぶことができます。最新モデルはもちろん、過去の名機や人気のカラーなど、幅広い選択肢から自分の理想の端末を見つけることができます。
また、海外モデルなど、日本国内では手に入らない特別なモデルも選ぶことが可能となります。
SIMフリーiPhoneを購入するデメリット
SIMフリーiPhoneを購入する選択肢は、多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。ここでは、下記の3つのデメリットについて解説しています。ぜひ参考にしてください。
SIMフリーiPhoneを購入するデメリット
海外で利用できない可能性がある
SIMフリーのiPhoneは国内で自由にキャリアを選べる利点がありますが、一部のモデルは海外のネットワークとの互換性がないことがあります。特に、一部の国や地域でのローミング時に問題が生じる可能性があるため、頻繁に海外を訪れる方は、購入前に互換性をしっかりと確認することが必要です。
サポートや保証を十分に受けられない
キャリア経由で購入した場合と比べ、SIMフリーiPhoneのサポートや保証が制限されることがあります。（Apple公式ストアで購入すればもちろんサポートや保証は受けることができます。）
特に、非公式の取扱店での購入の場合、万が一のトラブル時に十分なサポートを受けられないリスクがあります。購入店のアフターサポート体制をよく確認して購入することが重要です。
通常のiPhoneよりも高い金額での購入になるかもしれない
SIMフリーのiPhoneはキャリアとの契約なしで端末のみを購入するため、初期の購入費用が高くなる場合があります。特に新しいモデルや高スペックのモデルを購入する場合、一括での支払いが大きな負担となることが考えられます。
中古で購入したり、キャリアが実施しているキャンペーンなどを利用したりすれば、安く購入できる可能性もあります。
SIMの設定など初期設定はすべて自分で行う
キャリア経由で購入する場合、店舗スタッフが初期設定やSIMの挿入をサポートしてくれますが、SIMフリーの場合はすべて自分で行う必要があります。技術的な知識や経験がない方にとっては、少しハードルが高く感じるかもしれません。
高い金額を払って初期設定も自分で行うのが億劫な人は、キャリアでの購入も検討しましょう。
SIMフリーiPhone購入時のよくある質問
SIMフリーiPhoneの購入には多くの疑問を持つ人も多いでしょう。その中でも特によくある質問に下記のようなものがあります。
SIMフリーiPhone購入時のよくある質問
ここからは上記の質問について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
SIMフリーiPhoneを買ったらまずやるべきことは？
SIMフリーのiPhoneを手に入れたら、まずは自分の使用するキャリアのSIMカードを挿入しましょう。その後、通常のiPhoneと同じように初期設定を進めることができます。
重要なのは、キャリアのAPN設定を正しく行うこと。APNとはAccess Point Nameの略です。APN設定は、スマホをインターネットに接続するために必要な設定です。これにより、データ通信や通話がスムーズに行えるようになります。
白ロムや赤ロムとは？
「白ロム」とは、キャリアとの契約がない状態の携帯電話のことを指します。一方で「赤ロム」とは、キャリアの支払いが滞っているために通信が制限されている端末のことを指します。
購入前には、必ず赤ロムでないことを確認しましょう。赤ロムの端末は、正常に通信ができなくなるリスクがあります。その他、中古のiPhoneを購入するときの注意点をまとめた記事もあります。ぜひ合わせてご確認ください。
手持ちのスマホがSIMフリーか確認する方法は？
自分の持っているスマホがSIMフリーかどうかを確認するには、まず「設定」から「情報」をタップし、そこでIMEI番号を確認します。そのIMEI番号を、キャリアの公式サイトや専用の確認ツールで入力することで、端末がSIMフリーかどうかを調べることができます。
まとめ
SIMフリーのiPhoneに関する疑問点や購入時のメリット・デメリットを詳しく解説しました。SIMフリーiPhoneの購入の大きなメリットは、自由にキャリアや店舗を選べること、さらにはコスト面での節約です。一方、海外利用やサポート面での制約も確認する必要があります。
また、購入後の初期設定や赤ロムのリスクなど、購入前に知っておくべきポイントも紹介しました。これらの情報を参考に、あなたにとって最適なiPhone購入方法を選び、利点を最大限に活用してください。
