iPhoneの容量の選び方は?用途別に最適な容量を解説!

iPhoneを購入するとき、ストレージ容量の選択に悩んだことはありませんか?

容量が不足すると写真や動画、アプリなどのデータを保存できなくなり、iPhoneの使い勝手が大きく損なわれてしまいます。必要な容量を見誤ると、iPhoneの価格が高くつくだけでなく、日常的な不便さを強いられます。

そこで本記事では、iPhoneの容量選びのポイントを解説し、用途別におすすめの容量を紹介します。また、クラウドストレージの活用法や、容量を節約するテクニックも併せてお伝えします。

この記事を読めば、自分に最適なiPhoneの容量を選択できるようになるでしょう。ストレージ容量を気にすることなく、思う存分iPhoneを活用しましょう。

iPhoneの容量を選ぶ際のポイント

iPhoneの容量を選ぶポイントは以下のとおりです。

本章を確認して、自分に合った容量を選びましょう。

主に使用するアプリの容量を把握する

iPhoneの容量を選ぶ際には、日常的に使用するアプリの容量を把握することが重要です。

LINEやTwitter、Instagramなどの SNSアプリは比較的容量が小さいですが、YouTubeやNetflixといった動画ストリーミングアプリは、キャッシュデータ※が蓄積されるため容量を多く消費します。

※キャッシュデータとは?
高速アクセスのために、一時的にメモリやストレージに保存されるデータ

また、ゲームアプリの中には、数GBもの容量が必要なアプリがあります。よく使うアプリのデータサイズを確認すれば、必要な容量の目安を立てられます。

写真・動画・音楽の容量を把握する

写真や動画、音楽のデータは、iPhoneの容量を大きく占めます。容量の目安は、以下のとおりです。

・高画質の写真:1枚で約5MB
・フルHD動画:1分で約200MB
・音楽データ:1曲あたり5MB〜10MB

これらのデータを iPhoneに大量に保存する場合、容量不足に陥るリスクがあります。写真や動画をスマホ本体に保存したい方は、大きめの容量を選択するとよいでしょう。

iPhoneの用途を明確にする

自分がiPhoneをどう活用するかを考え、見合った容量を選びましょう。

電話やメール、SNSの利用が中心であれば、128GBあれば十分でしょう。一方で、写真や動画の撮影が好きな人は、高画質データを多く保存できる256GB以上がおすすめです。

音楽や動画を端末に保存して楽しみたい場合も、同様に大容量モデルが適しています。ゲームを頻繁にプレイするなら、大容量のアプリデータを保存できる512GB以上を選ぶと安心です。

iOSに容量が取られる点に注意する

iPhoneの容量を選ぶ際、見落としがちなのがiOSのシステムデータです。

最新のiOS17.4.1(2024年4月時点)では約10.38GBもの容量を専有します。この点を考慮せずに容量を選ぶと、思いのほかストレージが圧迫される可能性があります。

アプリや写真のデータ量に加えて、iOSのシステムデータ分の容量も考慮することが肝心です。システムデータの容量を踏まえた上で、余裕のあるストレージ容量を選びましょう。

【用途別】iPhoneの容量の選び方

用途別の最適な容量の選び方は以下のとおりです。

ご自身がiPhoneをどのように利用するかよく確認して選びましょう。

【128GB】通話・メール・SNSなど基本的な使用のみなら

iPhoneを基本的な用途に限定して使うなら、128GBがおすすめです。

電話やメール、LINEやTwitterなどのSNSを中心に使用し、写真や動画の撮影は最小限に留める場合は、128GBで十分でしょう。

128GBあれば、1枚2MBの写真なら約60,000枚の写真が保存できます。他にも音楽データや動画ファイルの保存数は、次の表に示すとおりです。

メディア 保存可能数
写真(1枚2MB) 約60,000枚
音楽(1曲5分6MB) 約20,000曲
動画(1分128MB) 約1,000分

AppStoreからダウンロードできる多くのアプリは数百MB程度なので、128GBあれば最低限必要なアプリを問題なく保存しておけるでしょう。クラウドストレージサービスを活用すれば、より多くのデータを保存しつつ、iPhoneの容量を効率的に使用可能です。

写真や動画をたくさん残したい人の場合のストレージ128GBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 50,000枚 約100GB
動画(1分128MB) 200分 約25GB
アプリ(1つ200MB) 15個 約3GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:128GB

たくさんのアプリをダウンロードしたい人の場合のストレージ128GBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 25,000枚 約50GB
動画(1分128MB) 225分 約28GB
アプリ(1つ200MB) 200個 約40GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:128GB

【256GB】音楽・動画・ゲーム・カメラなど通常使用なら

iPhoneで音楽や動画を楽しんだり、写真や動画をよく撮影する場合は、256GBがおすすめです。

256GBもあれば10万枚以上の写真や、約30時間以上もの動画を保存できます。

メディア 保存可能数
写真(1枚2MB) 約120,000枚
音楽(1曲5分6MB) 約40,000曲
動画(1分128MB) 約2,000分

Apple Musicで音楽をダウンロードしたり、Netflixの動画をオフライン再生用に保存したりしても、十分な空き容量を確保できるでしょう。

容量の大きいゲームアプリを数本インストールしても余裕が残ります。SNSへの投稿や閲覧を頻繁に行う場合も、キャッシュデータを気にせずに使えます。

写真や動画をたくさん残したい人の場合のストレージ256GBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 100,000枚 約200GB
動画(1分128MB) 300分 約38GB
アプリ(1つ200MB) 40個 約8GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:256GB

たくさんのアプリをダウンロードしたい人の場合のストレージ256GBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 50,000枚 約100GB
動画(1分128MB) 150分 約19GB
アプリ(1つ200MB) 300個 約60GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:256GB

【512GB】高画質の動画撮影・大容量ゲームを楽しみたいなら

4K動画の撮影を頻繁に行ったり、大容量のゲームを多数プレイしたりする場合は、512GBがおすすめです。

4K動画は1分で約400MB、1時間で約24GBの容量が必要なため、256GB以下では容量不足になりがちです。その点、512GBなら、1時間の4K動画を約20本分保存できます。

メディア 保存可能数
写真(1枚2MB) 約240,000枚
音楽(1曲5分6MB) 約80,000曲
動画(1分128MB) 約4,000分
4K動画(1分400MB) 約1,300分

大容量ゲームは1本あたり、数GB〜5GB以上の容量が必要です。512GBあれば、大容量のゲームを十数本インストールしても、他に多数の写真や動画を保存する余裕があります。

高画質動画やゲームを存分に楽しみたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。

写真や動画をたくさん残したい人の場合のストレージ512GBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 177,000枚 約354GB
動画(1分128MB) 1,000分 約128GB
アプリ(1つ200MB) 100個 約20GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:512GB

たくさんのアプリをダウンロードしたい人の場合のストレージ512GBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 125,000枚 約250GB
動画(1分128MB) 937分 約120GB
アプリ(1つ200MB) 500個 約100GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:512GB

【1TB】大容量データをすべてスマホで保管したいなら

動画編集をする場合や大容量のデータをiPhoneに保管したい場合は、1TBがおすすめです。

たとえば、1時間の4K動画を約40本以上保存できるので、外出先で撮影した動画をその場で編集するのにも十分な容量です。

メディア 保存可能数
写真(1枚2MB) 約480,000枚
音楽(1曲5分6MB) 約160,000曲
動画(1分128MB) 約8,000分
4K動画(1分400MB) 約2,600分

音楽や書類、アプリデータなど、あらゆるデータをiPhoneに保存できるため、大容量のデータを扱いたい方におすすめです。

写真や動画をたくさん残したい人の場合のストレージ1TBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 325,000枚 約650GB
動画(1分128MB) 2,500分 約320GB
アプリ(1つ200MB) 100個 約20GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:1TB

たくさんのアプリをダウンロードしたい人の場合のストレージ1TBの内訳の例

メディア 目安の数 使用ストレージ
写真(1枚2MB) 225,000枚 約450GB
動画(1分128MB) 1,900分 約240GB
アプリ(1つ200MB) 1,500個 約300GB
iOSのシステムデータ 10GB

合計:1TB

また、自分に合った容量についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

iCloudやGoogle Driveを使うと容量を節約できる

本体の容量が不足する場合におすすめなクラウドストレージサービスです。

iPhoneとの相性や利用料金を比較して選びましょう。

iCloudの特徴

iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージサービスであり、iPhoneユーザーには利便性の高いサービスです。iCloudの活用で、iPhone本体の容量を節約しつつ、データを安全に保管できます。

iCloudの最大の特徴は、iPhoneとスムーズに連携できる点です。iPhoneで撮影した写真や動画は自動的にiCloudにアップロードされ、容量を圧迫せずに保存できます。

また、iPhoneのバックアップもiCloudに保存できるため、端末を紛失した際もデータを復元できる安心感があります。iCloudに保存したデータは、iPadやMacからもアクセス可能で、どの端末からでもデータを閲覧・編集できる利点もあります。

サードパーティ製クラウドストレージサービスの特徴

サードパーティ製(他社製)クラウドストレージサービスは、iPhoneの容量を節約する上で有効な選択肢です。

以下の表に、主なサードパーティ製クラウドストレージサービスを示します。

サービス名 無料容量 有料プラン例
Google Drive 15GB 100GB:月額250円(ベーシックプランの場合)
OneDrive 5GB 100GB:月額224円
Dropbox 2GB 2TB:月額1,500円
box 10GB 100GB:月額1,320円

これらのサービスは、iCloudと比べて容量が大きいプランが用意されている点が特徴です。

数百GBから数TBまでの大容量プランがあり、iPhoneに保存しきれない大量のデータを格納できます。また、これらのサービスはiPhone以外の端末とも連携が可能で、AndroidやWindowsとのデータ共有にも適しています。

一方で、iCloudほどiPhoneとの親和性がないため、写真や動画の自動アップロードなどの機能は制限されます。ただしアプリの設定次第では、iCloudと同等の利便性を得られるサービスもあるので、ユーザーの使い方に合わせて最適なサービスを選びましょう。

iPhoneの容量を節約するテクニック

iPhoneには容量を節約する便利な機能があり、簡単に容量管理を行えます。

これらのテクニックを活用して定期的に容量管理を行いましょう。

使わないアプリを定期的に削除する

iPhoneの容量を節約する方法の中で、使わないアプリを定期的に削除するのは効果的な方法です。

アプリの中には、数百MBから数GBもの容量を占めるアプリがあります。数か月以上使っていないアプリがあれば思い切って削除しましょう。

削除したアプリは、必要になった際にいつでも再インストールできます。また、アプリによっては、削除してもデータは保持されるため、再インストール後もすぐに使い始められます。

定期的にアプリを整理することで、iPhoneの容量を大幅に節約できるでしょう。

「非使用のAppを取り除く」機能を使用する

iOSには、「非使用のAppを取り除く」という便利な機能が搭載されています。この機能を使用すると、長期間使われていないアプリを自動的に検出して削除できます。

削除されたアプリのデータは端末に残るため、再インストール時に設定が維持されます。

手間をかけずに不要なアプリを一括で削除できる便利な機能です。

不要な写真や動画を定期的に削除する

iPhoneの写真アプリには、重複した写真や画質の悪い写真を自動で検出する機能があります。

写真や動画はiPhoneの容量を大きく占めるため、不要な写真や動画を定期的に削除すれば容量を節約できます。この機能を使えば、手間をかけずに不要な写真を見つけ出し、削除できます。

また、iCloud上の写真を削除すれば、iPhone本体の容量を消費せず写真を保管できます。

キャッシュを削除する

SNSアプリや動画アプリは、キャッシュデータが溜まりやすい傾向にあり、iPhoneの容量を徐々に圧迫していきます。ただしiPhoneの設定アプリから、各アプリのキャッシュは個別に削除できません。

アプリのキャッシュを削除するには、アプリをアンインストールして再インストールする必要があります。

一方、Safariのキャッシュだけは、設定アプリから個別に削除できます。「設定」アプリを開き、「Safari」から「履歴とWebサイトデータを消去」をタップすると、Safariのキャッシュを削除できます。

定期的にキャッシュを削除すれば、アプリやブラウザが消費する容量を最小限に抑えられます。こまめにキャッシュ削除して、iPhoneの容量を適切に管理しましょう。

自分にあったiPhoneの容量を選ぼう!

iPhoneの本体容量を選ぶときは、用途を明確にして自分に合う大きさの容量にするのがポイントです。また、iPhoneには容量を節約するための便利な機能があるため、定期的に容量の管理を行いましょう。

モデル別のiPhoneの違いや機能について気になる方は、歴代iPhoneを比較している以下の記事も参考にしてみてください。

できるだけ大きい容量のiPhoneを安く手に入れたいという場合は、中古iPhoneの購入も検討してみましょう。

中古iPhoneの購入は、おすすめのモデルや購入時の注意点、購入場所を紹介している以下の記事を参考にしてください。

また、中古iPhoneの購入先でおすすめなのが、信頼性の高い中古iPhoneショップの「セカハン」です。

セカハンでは幅広いモデルが選べるうえ、厳しい検品によって赤ロム(通信ができない端末)やアクティベーションロック(前の持ち主しか利用できない機能)によって使用できない端末を販売しないようにしています。

信頼性の高い中古iPhoneのみを取り扱っているため、安価なiPhoneを安心して購入したい方は、セカハンの利用を検討してみてください。

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