中古スマホの購入を検討する際「赤ロム」という単語を聞いたことがある人は多いでしょう。知らなければせっかく購入したスマホを使えない可能性があるため、しっかり理解しておく必要があります。
本記事では、赤ロムの基本知識や確認方法などを解説しています。本記事を読めば赤ロムのスマホを購入してしまうリスクを回避しつつ、安全にスマホを購入できるようになるでしょう。
赤ロムとは?
赤ロムの基本知識として、以下の2点を解説します。
赤ロムの基礎知識
上記2点について、詳しく解説します。
ネットワーク制限がかかっているスマホのこと
赤ロムは、通信キャリアによってネットワーク利用が制限された状態のスマホです。
端末が不正な手段で入手されたり、分割払いの支払いが滞ったりした場合に、その端末のIMEI番号がキャリアによって「赤ロム」として登録されます。(IMEI番号とは、端末を識別するための番号のことで、「国際移動体装置識別番号」International Mobile Equipment Identifierの頭文字を取った言葉)
赤ロムとして登録されると、そのキャリアのネットワークに接続できなくなり、基本的な通話やデータ通信が不可能になります。そのため中古スマホを購入する際には、赤ロムの確認が必須なのです。
白ロム・黒ロムとの違い
赤ロムと対をなす用語に「白ロム」と「黒ロム」があります。白ロムは、ネットワーク制限がかかっていない新品または中古のSIMカードが挿入されていないスマホを指し、キャリアのネットワークに自由に接続できる状態を示します。
一方、黒ロムはあまり一般的ではない用語ですが、盗難されたり紛失されたりしたスマホを指す用語です。ただし、黒ロムについては定義が曖昧で、使用されることは少ないです。
とくに中古市場でスマホを購入する際には、これらの用語とそれぞれの意味を理解しておくことが重要です。
白ロムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
赤ロムの確認方法
赤ロムの確認方法を3ステップで紹介します。
中古スマホ購入時は、本章の解説を参考にしてみてください。
STEP1:製造番号(IMEI)を調べる
まずはスマホの製造番号(IMEI)を調べることから始めましょう。
IMEIは、世界中のモバイルデバイス1つひとつに割り当てられる15桁または16桁の番号で、端末を特定するために使用されます。
IMEIの確認方法は、主に以下の方法があります。
OS別の確認方法 | 確認方法 |
---|---|
iOS(iPhone) | 「設定」→「一般」→「情報」で確認できる。端末の背面に印字されている場合もある。 |
Android | 設定画面から確認できる。詳細は端末によって異なる。 |
両者共通 | 端末のダイヤルパッドから*#06#を入力する |
実店舗では、店員に直接確認してもらってもよいでしょう。ECサイトやフリマアプリでも、IMEIが記載されている場合があります。記載されていない場合は、連絡して確認しましょう。
STEP2:キャリアの公式サイトでIMEIを入力する
キャリアの公式サイトにIMEIを入力すると、赤ロムかどうか確認できます。以下に、キャリアの公式サイトを記載します。
キャリア | 赤ロムかどうか確認できるページのURL |
---|---|
docomo | http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php |
au | https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc |
SoftBank | https://ct99.my.softbank.jp/WBF/icv |
楽天モバイル | https://network.mobile.rakuten.co.jp/restriction/ |
それでは、STEP3に進みましょう。
STEP3:判定結果を確認する
キャリアの公式サイトでIMEI番号を入力し、検索を行った後は、判定結果を確認します。
判定結果が「利用可能」であれば、その端末は赤ロムではないため安心して購入できます。「利用制限中」や「利用不可」などが表示された場合は、赤ロムの可能性が高いため、購入を避けるべきです。
この判定結果は、中古スマホを購入する際の重要な判断基準であるため、購入前に必ず確認しましょう。
赤ロムを購入してしまった場合の対処法
赤ロムをすでに購入してしまった場合、以下の対処法が有効です。
赤ロムの対処法
解説を参考にして、使用可能なスマホを手に入れましょう。
購入店に連絡する
赤ロムを購入してしまった場合、最初に行うべき対策は、そのスマホを購入した店舗に連絡を取ることです。
購入店によっては、返品や交換に応じてくれる場合があります。とくに、購入時に赤ロムであることを知らされていなかった場合は、消費者保護の観点からも正当な権利を主張できる可能性があります。
連絡を取る際には、購入時のレシートや契約書、IMEI番号が記載された資料など、購入の証明となるものを準備しておくとスムーズです。
店舗側が責任をもって対応してくれることが理想的ですが、応じてくれない場合は無料で相談できる消費者センターへの相談を検討してみましょう。
他のキャリアに乗り換える
赤ロムと判定されたスマホが、現在契約しているキャリアのネットワークで使用不可能になってしまった場合、他のキャリアへの乗り換えを検討することもひとつの解決策です。
赤ロムの制限は特定のキャリアによってかけられるため、他のキャリアでは問題なく使用できる可能性があります。
ただし、乗り換え先のキャリアでも同様のネットワーク制限がかかっていないかを確認する必要があります。端末がSIMロック※されている場合は、SIMロック解除の手続きも必要です。
※特定のキャリアのSIMカードのみで利用できるように端末が制限されている状態。
さらにキャリアを変更することで、月額料金や利用できるサービスに変更が生じる可能性があるため、事前にしっかりと調査することが重要です。
赤ロムを回避するコツ
中古スマホ購入時に赤ロムを回避するコツを解説します。
赤ロムを回避するコツ
それぞれのコツを押さえて、安心してスマホを購入しましょう。
信頼性の高い中古ショップで購入する
赤ロムを回避し、安心して中古スマホを購入するためには、信頼性の高い中古ショップを選ぶことが非常に重要です。
信頼できるショップは、商品の品質管理を徹底しており、赤ロムになっている端末が販売されるリスクを最小限に抑えています。信頼できる中古ショップか判断する際は、以下の項目を確認するとよいでしょう。
・保証期間の長さ
・赤ロムを取り扱っていないことを表明している
・アフターサポート(修理や電話サポート)が充実している
・総務省登録修理業者であるか
セカハンで取り扱っている中古スマホはすべて白ロムであるため、赤ロムのリスクを心配する必要がありません。さらに、SIMロックが解除されたSIMフリー端末のみ販売しているため、中古スマホを購入する際の懸念点はすべて排除されます。
リスクを極限まで抑えて中古スマホを購入したい方は、セカハンの利用を検討してみてください。
中古スマホショップについては、以下の記事で詳しく解説しています。
購入前に赤ロムかどうか確認する
赤ロムを回避するためには、購入前に端末が赤ロム状態になっていないかを自身で確認することが重要です。
この確認作業は、前述した「製造番号(IMEI)を調べる」「キャリアの公式サイトでIMEIを入力する」「判定結果を確認する」というプロセスを通じて行います。
とくに中古スマホをメルカリやヤフオクなど個人間で取引する場合や、信頼性が不確かな販売元から購入する場合には、この確認が非常に重要です。
購入予定の端末のIMEI番号を事前に確認し、キャリアの公式サイトでネットワーク利用制限の有無を確認することで、赤ロムのリスクを回避できます。
IMEI番号を確認したい場合は、実店舗なら店員に聞いたり、オンラインの場合は電話やメールなどで確認したりすることが必要です。また、ショップ側が赤ロム保証を提供している場合でも、自分自身で確認を行うことで、より安心して購入に進めるでしょう。
中古スマホ購入時に赤ロム以外で注意したいポイント
中古スマホ購入時は、赤ロム以外に以下2点に注意しましょう。
赤ロム以外の注意点
上記2点を理解して、使用できないリスクをさらに抑えましょう。
SIMロックに注意する
中古スマホを購入する際には、SIMロックの状態を確認することも大切です。もし中古スマホがSIMロックされている場合、端末はそのキャリアのSIMカードでしか使用できません。
他のキャリアのSIMカードを使用する予定がある場合は、SIMロック解除済みの端末を選ぶか、解除可能かどうかを事前に確認する必要があります。
※補足
総務省の指導により2021年10月1日からSIMロックが廃止されました。そのため現在、大手キャリアであるau、docomo、SoftBankから発売されるスマホは全てSIMフリーです。
セカハンで扱っているiPhoneはすべてSIMフリーです。SIMロックが心配な方は、セカハンの利用を検討してみてください。
SIMフリー端末については、以下の記事を参考にしてみてください。
【iPhoneの場合】アクティベーションロックに注意する
iPhoneを中古で購入する際には、アクティベーションロックの確認が必須です。
アクティベーションロックとは
アクティベーションロックがかかったiPhoneは、元の所有者のApple IDとパスワードを入力しないと使用できません。そのため、中古でiPhoneを購入する際には、アクティベーションロックが解除されているか確認が必要です。
セカハンで取り扱っているiPhoneは、すべてアクティベーションロックが解除されています。アクティベーションロックが解除されていない端末を買ってしまう心配がないため、安心して中古iPhoneを購入できます。
中古iPhone購入時の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
セカハンならすべて白ロム!安心して中古スマホを購入しよう
赤ロムの端末はネットワーク通信や通話を行えないため、購入してしまうとお金の無駄になってしまいます。そのため、中古スマホ購入時には、赤ロムがリスクになります。赤ロムの心配を解消するためには、取り扱うスマホすべてが白ロムであるセカハンがおすすめです。
セカハンでは赤ロムの心配がなくスマホを購入できるうえ、SIMロックやアクティベーションロックといった、中古スマホのリスクがありません。さらにiPhone修理サービス「アイサポ」を全国46都道府県に300店舗以上に展開しているため、アフターサポートも万全です。
中古スマホ購入時のリスクをできるだけ抑えたい方は、セカハンを利用してスマホを購入してみましょう。
iPhoneの購入を検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。